見出し画像

【株式会社会計 Part④】合併の会計処理と"のれん"について🏢:エッセンシャル会計学 No.33

今回は、企業再編の手法の1つである「合併」について学習します✨

この投稿では、実務上も試験上も吸収合併によるため、それを前提としてアウトプットしていきたいと思います✨

なお、吸収合併において、①消滅会社の資産・負債を入手すること、②合併対価を支払うこと、という2つの側面に基づき会計処理を行うことをご理解いただければ幸いです🔥


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

合併の取引きとその会計処理💖

まず、合併とは、2つ以上の会社が1つの会社になることをいいます📝
本投稿では、吸収合併について内容を整理していきます。
例えば、A社がB社を吸収合併した際、A社は存続会社、B社は消滅会社となるのです。
ここで、吸収合併した場合、消滅会社(B社) の資産・負債が、存続会社(A社)のものになることを意味しているのです✨
また、会社は株主のものですから、A社がB社を吸収合併する際は、その対価(現金と株式の2つ)をB社株主に支払うのです📝

総じて、合併を通して、A社は、B社株主に対価を支払って、 B社の資産・負債を手に入れることになるのです🏢

以下では、①消滅会社の資産・負債を手に入れること、②合併対価を支払うこと、という2つの側面に基づき、吸収合併における会計処理を行う点を整理していきます!

具体的には、それぞれ以下の通りです。
①消滅会社の資産・負債を受け入れる処理(受領時は合併時の時))
②合併対価が現金であれば「現金」勘定(資産)の減少
 合併対価が株式であれば「資本金」勘定(純資産)の増加

通常、対価の金額は受入純資産額(消滅会社から受け入れた資産と負債の差額) を上回ります。
なお、当該差額は、「のれん」勘定(資産)で処理することになるのです!

$$
\\のれん=合併対価-受入純資産額\\    \\※受入純資産額:消滅会社から受け入れた資産と負債の差額
$$

なお、受入純資産額よりも高い金額の対価を支払う理由については以下の通りです。
のれんは、プレミアムとも言われます。
吸収合併でも同じく、その会社の希少性が高く、買収する会社にとってプレミアムを払ってでもほしい場合、受入純資産額よりも高い金額の対価を払うことになるのですお金
買収におけるプレミアムは、超過収益力(より稼ぐ力)を意味しますので、高く払ったプレミアム部分は資産とするのです!

また、のれんは長期的に効果が期待される無形の資産(無形固定資産)です!
無形固定資産は決算において償却するため、のれんも償却します。
なお、のれんの償却年数は、最長20年とされています。

負ののれん発生益についても言及しておきましょう!
あくまで参考までにですが、合併対価が受入純資産額を下回る場合(のれんがマイナスとなる場合)
当該差額は「負ののれん発生益」勘定(収益)の発生として処理します📝

また、負ののれんを負債としない理由は、当該差額は支払義務ではないからです。
「割安価格で合併できた分だけ、得をした」 と考え、収益として認識していくのです👀

最後に、合併に関する仕訳例題を演習します🔥
次の取引について、仕訳を示しなさい。
当社Xは、Y社を吸収合併し、株式50株(1株当たり時価50,000円)を交付し、 全額を資本金に計上した。
合併に際して引き継いだ資産・負債の時価は売掛金600,000円、土地3,000,000円、借入金1,600,000円であった。

$$
\\解答:合併とのれんの計上\\
\begin{matrix}\\借方:金額&貸方:金額\\
売掛金:600,000 &借入金:1,600,000\\土地:3,000,000&資本金:2,500,000\\のれん:500,000   \end{matrix}
$$

解答手順
1.合併対価(資本金計上額)
50株×@50,000=2,500,000
2.受入純資産額
売掛金+土地-借入金=2,000,000
3.のれんの計上
合併対価-受入純資産=000,000

本日の解説は、ここまでとします!
とにかく、ひたすら演習あるのみですね🔥

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお参考資料は以下の通りです。

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです。

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

この投稿をみてくださった方が
ほんの小さな事でも学びがあった!
考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば

大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
お気軽にコメント、いいね「スキ」💖
そして、お差し支えなければ
フォロー&シェアをお願いしたいです👍
今後とも何卒よろしくお願いいたします!

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?