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【関税バトル💥】米中貿易摩擦問題を報復関税論から考察する✨:国際貿易論🌏

今回は、国際貿易における主要なテーマである
関税競争
についてまとめていきます

米中貿易摩擦とは、貿易をめぐる米国・中国間の対立のことです

米中貿易摩擦が始まったとされるのは、2018年であると思われます
当時のトランプ大統領が「中国製品に25%の関税率を適用する」と決定したのをきっかけに、両国が報復関税をかけあう事態へと発展したことが全体像とされています


また今回の記事作成に伴う
参考資料は以下の通りです

WTOにおいて「関税」に対する各国の交渉と合意、もしくは国際貿易を律する各種の意義を理解することは大切です

もし、このような仕組みや協定がなかったとしたら、国際貿易においてどのような結果が
生じてしまうのか、ということを想起しながら考えていくことにしましょう

これまでの貿易政策に関する議論では
ある国の政策実施に対する貿易相手国からの
反応について考慮していませんでした

ある国の輸入関税引き上げに伴う経済厚生の
変化は、プラスの交易条件効果とマイナスの貿易量効果で表されることは、前回の投稿で確認済みです

輸入関税率があまり高くないときは
プラスの交易条件効果が支配的になり
関税引き上げは経済厚生上の改善をもたらすことになります

しかし、輸入関税率が充分に高いと
マイナスの貿易量効果が支配的になり、関税引き上げはかえって経済厚生の悪化をもたらすことになるのです😅

なので、国際貿易おける政策には
多角的な観点から考察されるべきなのです

この投稿では、ある国の輸入関税の導入に対して、貿易相手国からの報復的措置あるいは競争的な関税賦課(関税競争、関税戦争)が生じる状況について検討し、貿易メカニズムについて解説したいと思います📝

今一度、最適関税率について確認しましょう
「最適関税率:optimal tariff rate」とは、貿易相手国からの報復的な関税引き上げがない場合に、自国の経済厚生を最大にする関税率でした

しかし、最適関税率の“最適性”は、輸入国のみの観点からのものでした

当然、貿易相手国にとっては不利益となりますし、世界全体の効率性を阻害するものでもありました💦

なお、最適関税率を計算する際には、貿易相手国からの報復的措置がとられることは考慮されていないという点を忘れてはなりません👍

最適関税率での貿易均衡

ある国の最適関税下の貿易均衡点は、その国の貿易相手国のオファーカーブ上で関税賦課国の効用が最大となる点になります

そのような点を通るようになるまで
関税賦課国のオファーカーブを収縮させる
関税率が「最適関税率」となります🌟

ある国の最適関税下の貿易均衡点は
貿易相手国のオファーカーブと関税賦課国の
貿易無差別曲線の接点として特徴付けられることを、今一度お復習いしましょう💖

それでは、いよいよ本題である「報復関税論」について考察します

報復関税論から分析する関税競争🔥

A国(自国:アメリカ)が最適関税率を
適用することによって、B国(相手:中国)の経済厚生は悪化することになります💦

当然、輸入関税の引き上げは、相手国にとって、不利な政策であることは事実です

すなわち一国の関税政策は、その国のみならず、貿易相手国の経済厚生にも
影響を及ぼすという相互依存状況であることを認識することが大切なのです

ただ、ここで生じる問いは、「A国による最適関税賦課に対してB国には報復
的措置をとる誘因はあるのでしょうか?」ということです

また「B国による報復措置に報復としての実質的な意味はあるのでしょか?」ということも議論すべき内容でしょう

相手B国が報復関税で対抗した時の貿易均衡

報復関税論の総括🔖

A国の最適関税賦課に対して、B国は報復関税によって対抗することで、厚生をいくらか改善できます🥺

よって、相手国は報復関税で
対抗するインセンティブがあるのです🥲

ただ、B国の経済厚生が自由貿易状態における水準にまで回復できるとはかぎりません

むしろ、関税を掛け合う以上、回復できない
可能性の方が高いことは想起されるでしょう

また、相手国であるB国による
報復関税によって自国であるA国の厚生は
悪化することから、報復関税は確かに
“報復”措置となっているのです

したがって、A国の経済厚生が自由貿易状態における水準以下となるか否かは不確定ですが、経済厚生の水準は低下することになる可能性は高いのです😅
よって、米中貿易摩擦問題を考察したとき、アメリカが相手国である中国の輸入品へ高い関税を掛けることへの「報復」として、中国サイドもアメリカの製品により高い関税を賦課しようすることでの対抗は、国際貿易における報復関税論より整合性がある措置ということになるのです
だからこそ、ここまでグローバルな問題にまで発展してしまうのでしょう

ここで、私たちの関心は「報復の可能性によって、A国による当初の最適関税の導入を思いとどまらせることができるか?」という戦略的行動へと移っていくことになるのです💖
このテーマについて、クールノー競争をモデルとした国際貿易における関税競争のメカニズムを考察していきたいと思います🔥


どのような基準や視点から政策評価をするのか、通時的な判断によってメリットがデメリットを上回っているのか、ということなど考慮すべき点がたくさんありますね

経済学を学ぶなかで、このような多角的な視点をもって考察する力を醸成することができると思いますので、今後も一生懸命取り組んでいきたいと思います💖

本日の解説は、以上とします
またこのような貿易のニュースをもっと楽しく理解できるようになれば、きっと見える世界が広がるのではないでしょうか?🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらのマガジンにて
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございます!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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