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【B/LとI/Pの点検🔍】荷為替手形・船積書類の確認事項を一緒に整理しましょう🔥:貿易実務検定C級対策 No.73

今回は「重要書類の点検」という
テーマがメインとなります📚

具体的な内容については
・船荷証券の点検事項
・保険証券の点検事項
・船積書類全体の共通点検事項

などを整理していく予定です🔥

検定試験対策で問われる内容も
見受けられますので、丁寧に
学習していくことにしましょう💖


前回のお復習い💖

船荷証券(輸送証券)の点検事項✅

信用状決済では、B/Lや複合運送証券
航空運送状(AWB)の運送書類について
銀行に受け入れられるための一定の
形式や要件が定められているのです👀

なお、船荷証券については
以下の5点に注意が必要です!

①貨物が船積みされたときに発行される
船積船荷証券(Shipped B/L)であること。
信用状(L/C)取引では、B/Lは
「商品が確実に出荷された証拠」として
要求されることになりますので
船積船荷証券でなければなりません。

受取船荷証券(Received B/L)の場合は
証券上に船積期限内の船積証明
(On Board Notation)を取得すること。

指図式で発行されている場合
すなわち、荷受人欄が"to order"などは
"輸出者"が白地裏書をすること。

※ただし、信用状で他の条件が要求
されている場合は、要求通りにします。

故障付船荷証券(Foul B/L)でないこと。
つまり、リマークのないClean B/L
(無故障船荷証券)
であること。
輸入者の商品入手リスクをカバーするため
船積みの時から、瑕疵のある貨物はOUT!!

⑤B/Lの発行日から数えて、銀行への
書類提示期間を超過していないこと。

L/C上に特に提示期間の無い場合には
信用状統一規則により、B/L発行後
"21日"を過ぎてしまうと、銀行に
手形の買取りを拒絶されるのです💦

保険証券(I/P)に関する点検事項✋

保険証券(I/P)に関する点検事項も
以下の5つにまとめることができます。

①保険業者が発行したものであり
かつ信用状で定められた全区間の危険
に対して、保険が付保されていること。

※発行日が船積時より後ではダメ📝

②船名、出港日、積地・揚地が
船荷証券(B/L)と一致していること。


③保険条件(I/P)が信用状条件と
一致したものであること。


※例えば信用状上でAll Risks, TPND
と記載されていたのであれば
TPND<盗難・抜貨・不着損害>は
All Risks<全危険担保>でカバー
されていても、I/P面に記載します。

④保険約款は、新、旧約款のいずれか
で信用状で要求された方とすること。


⑤保険金額は異なる定めのない限り
CIFまたはCIP金額に10%を加えた額
として、端数は切り上げること🔖
※絶対覚えておきましょう👀

為替手形・船積書類に共通する点検事項🪖

それでは、最後に船積書類全体における
点検事項としては、まず各書類の名称が
文面上で信用状条件と一致していること
が挙げられるでしょう📝

それでは、その他の為替手形
船積書類に共通する注意事項として
信用状条件をふまえて以下の通りです。

①以下に述べる各書類の発行日は信用状
に表示されている有効期限内であること。

・荷為替手形
・インボイス(送り状)
・パッキング・リスト
・原産地証明書
・検査証明書

②以下の書類の発行日は
船積期限内であること。
・インボイス
・船荷証券(船積日も期限内)
・航空運送状
・保険証券

③金額と信用状条件の関係は
以下の通りであること。

・為替手形とインボイス金額は
信用状条件通りであること。
・保険金額とインボイス金額の割合が
信用状条件通りであること。
※特別の定めがなければ、保険金額は
CIFまたはCIP金額の10%増である🔖

④商品名の記述について
・信用状とインボイスの商品名の記述は
完全に一致すること
🔖
※インボイスは商品の明細を示すため
・船荷証券(輸送証券)、保険証券
パッキング・リスト、原産地証明書等
における商品名の記述は、L/Cの記述と
矛盾しない一般的な名称でも可。

⑤数量(Quantity)
・全ての書類に共通した単位
を使用し、一致していること。

⑥通数
・全書類が信用状の指図通りであること。

⑦荷印(シッピング・マーク)
・インボイスと船荷証券の荷印は絶対一致
・航空運送状(AWB)への荷印の記載は
信用状で要求されていなければ不要である。

⑧梱包(Packaging)
インボイスとパッキング・リスト上の梱包
についての記載が一致していること。

これら①~⑧からの事項は
荷為替手形・船積書類に関する
共通点検事項として挙げられます👀

この中で、特に「🔖」のマークが
ある箇所は、検定試験対策として
絶対覚えておきたいポイントです!

本日の解説はここまでとします!
貿易取引における重要書類に
関する点検事項
について
ご理解いただけたでしょうか??

次回は、荷為替手形の買取依頼
とディスクレがあった場合の対処
というテーマについて学習します👍

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にも繋がりますので
勉強するモチベーションが
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まずは、初級レベルの該当するC級の取得
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最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読いただけますと幸いです📚

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今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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