【経済理論➁】非伝統的金融政策のメカニズム✨
How Unconventional Monetary Policy Works Part.2
Brief Overview of Conventional Monetary Policy
伝統的な金融政策のメカニズムについて一緒に考えていきましょう
前回(Part.1)もご覧いただいた上で拝読ください📚
<簡易和訳>
ターゲット利子率(政策金利)の上昇は、貨幣保有の機会費用を高めることで、現金貨幣を持つことへの需要を低下させます💰
商業銀行や個人向け(リーテイル)銀行は、新しいローンを創出するための能力が限られていることもあり、準備預金を手元に有しておかなければならないからこそ、準備預金の水準を引き上げるでしょう
また、中央銀行は「政府が発行した債券」を民間銀行に売ることで、貨幣を吸収し、バランスシートの調整を図るのです
一国経済が、リッセッション(景気後退局面)に陥ったときは、上述した金融政策のプロセスを全く反対のことをするのです
すなわち、金融引き締めを緩和し、拡張的な金融政策を実施するということですね
利子率が低下する、準備金の制限が緩和される、公開市場で債券を売る代わりに、彼らはその交換として新しい貨幣を買うことになるです
要点整理📝
➀利子率が上昇すると、現金貨幣への需要は低下します
その理由は、貨幣保有の機会費用(opportunity cost)が増加するからですね
機会費用の概念は非常に大切なことであると私は考えます
もし、利子率が上昇して、金融資産(債権など)の収益率が上昇したとしても、ずっと現金のままで保有していたら、投資した場合の収益を失っていることになってしまいますね
これが、機会費用の考え方になります💰
➁経済がインフレ加熱気味であるときは、中央銀行が金融引締め政策として「売りオペレーション」を実施します
また、経済がリセッション(景気後退局面)にあるときは、反対の操作として「買いオペレーション」を実施することで、市場に出回る貨幣供給を増やします🆙
③オペレーション:公開市場操作は、中央銀行の金融政策手段として最も基礎的な考えであるため、メカニズムを理解しなかればならないかもしれません
売りオペレーションとは、中央銀行が民間銀行に対して、国債を売ることでその交換として、市場から貨幣を吸収します
これはインフレ加熱を抑制する「金融引き締め政策」の代表例です
反対に、買いオペレーションとは、中央銀行が民間銀行から国債を買い取ってあげることで、その交換として貨幣を供給します
このような操作で景気が後退することを妨げようとするのです📝
最後までご覧いただき誠にありがとうございました💖
「スキ」&フォロー、SNS等でのシェアも何卒宜しくお願い致します✨
あくまで私個人の見解であり、至らない点も多々あるかと存じますが
その際はコメント欄にてご指摘いただけますと幸いです👍
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?