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カシューアップル食べたことありますか?カシューナッツの豆知識

ピーナッツの次くらいに馴染みのあるナッツ、「カシューナッツ」。リンゴのような赤いフルーツの先っぽに生っているカシューナッツを見た時、驚きました。カシューナッツの豆知識について、まとめていきます。

カシューという名前の由来

カシューナッツの生産国は、アフリカ、東南アジアが多いです。生産量の多い国は、コートジボワール、インド、ブルンジ、ベトナムなどなど。生産量1位のコートジボワールの世界シェアは20%だそうです。

カシュ―ナッツのカシュ―は、アフリカの国ギニアビサウの「カシュ―地方」という地名に由来している、とギニアビサウ人の友人が説明してくれました。

実際は諸説あるみたいなので、本当の由来は分かりませんが、個人的には、あまり知られていない小国ギニアビサウに、そんな逸話があったらステキだな、と思います。

世界一のカシューナッツ輸出国はベトナム

さて、生産国というと、つまり原料である生のカシューナッツを生産している国です。生原料を生産・輸入して、私たちが食べる美味しいカシューナッツに加工して輸出している国、それがベトナムです。

ベトナムは、自国でも生カシューナッツを栽培していますが、不足分をアフリカや東南アジアの周辺国から輸入しています。

生カシューナッツを機械化された生産ラインで、乾燥、加熱処理、ローストし、包装することで、世界へ輸出できる製品になります。

ベトナムは、17年の間、世界一の輸出国として、その地位を守り続けています。2020年の輸出量は35万㌧だったそうで、今年も精力的に輸出促進を行っています。

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一昔前まで、カシューナッツの加工輸出国と言えば、インドでしたが、手作業で劣悪な環境で生産していた同国に対し、ベトナムは機械化を推進しました。

結果、生産量が圧倒的に伸び、ベトナム産が世界一のポジションを手に入れることとなりました。

カシューアップルの味

日本ではカシューナッツ栽培をしていないため、残念ながら食べられません。しかし、生産国でなら食べることができます。

幸運にも、ケニアでカシューアップルを頂く機会がありました。ナッツ部分より5倍くらい大きい実です。お味は、というと。

さっぱりした甘さで、ジューシーで、少しだけ渋みがある味です。

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カシューアップルの加工方法は、国によって様々あり、ジュースにしたり、ジャムにしたり、インドでは発酵させて酒を造るそうです。

それにしても、1つの実から、たった一つのカシューナッツしか採れない、という事実に、どれほど貴重なナッツなんだろう、と感じました。

ビール片手にパクパク食べていましたが、一粒一粒の価値を考えて食べると、もっと美味しくなりそうです。

ベトナムの経済と食品ビジネスに興味がある方は、「GOVERSEE:ベトナムと食品ビジネスの情報サイト」にもお立ち寄りください。




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