ベンチプレス95キロ挙がるのに100キロ挙げれない人へ
ベンチプレス95キロは挙がるようになったのに、
100キロがどうしても挙がらないという人、
わかります。
私もその状態で2ヶ月くらい停滞していました。
5キロの重りを持った時、なんでたったこれだけ重くなっただけで挙がらなくなるんだろうと絶望しました。
これは辛い時期であることに間違いはないのですが、
この時期を乗り越えることは絶対に可能です。
そして、この最後の5キロを乗り越えるための時期は、
ベンチをずっと伸ばしてきた間の1番きつい時期になると思います。
たった5キロが伸びない時期が数ヶ月続くからです。
私はソフトウェアエンジニアとして5年ほど仕事をしていますが、個人開発を3年ほどやってきました。個人開発とは、仕事とは別に自分の作りたいプロダクトを開発し、リリースしてユーザに使ってもらうことを目的とした、趣味的な開発のことです。
ベンチで目標までの最後の5キロが挙がらない時期が続くのは、
個人開発の開発の最終段階にくる試練と似ているなと思い、
今回記事を書くことにしました。
個人開発をリリースまで持っていくときに、
最後の10パーセントは1番大変な10パーセントです。
これは私が何度もリリースを経験して毎回同じに感じています。
そして、これは私だけではなく、私よりはるかに成果を出しているエンジニアにとっても同じようです。
私は以前、個人開発を進める理由という記事を書きました。
https://note.com/kenmaro/n/n77129958a241
そこでもまさに、最後の10パーセントの工程は、それまでの工程で1番大変な10パーセントである、ということを書いています。
その10パーセントに取り掛かるため、それまで90パーセントを完遂してきたことはとても誇りに思っていいことです。ここまで個人開発を進めて来れる人はそもそも少ないというのは私の経験が保証しています。
しかし、この最後の10パーセントを終わらせることができるか、という点についても、終わらせられる人の割合はとても少なくなります。
最後の最後でバグが出て、データベースの定義を変更しないといけなかったり、
リリース作業でアップルから修正箇所を何個も要求されたり。
ほとんど完成しているからこそ、この時点での修正は時間を要することになります。
しかしながら、この最後の10パーセントを乗り越えなければ、
最終的に本番リリースすることはできません。
ここを達成して初めて、実際にユーザーにサービスを届けることができます。
ある意味、ここを乗り越えなければサービスは一生リリースされることなく、世の中に何のインパクトを生み出すことはないのです。
というわけで、この最後の10パーセントが大変なものだということは知っておくと少しだけ気が楽になりますし、
そういうものなんだと覚悟することができます。
そういう意味で、このことを記事にしておくことは意味があることだと考え記事にしました。
さて、非常に遠回りしましたが、
筋トレについても同じことを言いたいだけです。
おそらく筋トレを始めた人なら必ず目標にする、ベンチ100キロですが、90キロ、95キロを挙げれるようになってから、
最後の5,10キロを増やすフェーズは大変で、メンタル的にもきついと思います。
なかなか挙げれるようにならず、バルクアップという根本的なことに取り組んだり、別部位をやることになったり、このタイミングでパーソナルを頼んだりするようなことにもなるでしょう。
ただ、一つ断言できるのは、この最後のハードルは必ず越えれる日がやってきます。
個人開発にしろ、筋トレにしろ、他の趣味や仕事にしてもおそらくそうだと考えています。
この最後の5キロを挙げる壁を、絶対に諦めないでください。
この最後のフェーズがきついからこそ、挙げれた時に得られる達成感もまた格別なものになります。
そして、このフェーズの存在を知っていて、
さらに乗り越えたという経験があることは、次の目標や挑戦で同じような壁に直面した時、きっと活きてくると思います。
経験値を積んでいきましょう。
今回はこの辺で。
kenmaro
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