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ソフトウェアエンジニアとして4年働いて感じた、学生のうちにやっておいた方がいい2つのこと (留学編)


はじめに

こんにちは、kenmaroです。
普段は技術記事などをキータで書いていたり、
twitterで個人開発について言及したりしています。
たまに技術以外のことをnoteに書く活動をしています。


私はアメリカで修士課程を終了した後に帰国し、
4年ほどスタートアップ企業でエンジニアをやっています。

4年ほど働く上で、キャリアについての考え方や働き方などについて
いろいろと考えることもあったため、
そのようなことを半分自己満足で書き出していきます。


この記事の内容

みなさんそうだと思いますが、社会人になると、
学生という時間はなんて貴重だったのだろう
と振り返るようになります。

学生のうちはなんとなく過ごしていたりする時間も、社会人になってみれば貴重だったなと気づきますよね。

今4年ほどソフトウェアエンジニアとして社会人経験を積んだからこそ考える、
このような経験を学生のうちにやっておいてよかった、もしくはやっておくべきだった

と考えていることを書きたいと思います。

今回は、「留学」についてお話しします。

と丁寧に言うよりあえてこう言います。
絶対に留学は学生のうちにやっておけ!!


学生のうちに必ずやった方がいいと思うこと

私が考える、学生のうちに必ずやった方がいいと思うことのうちの大きな一つ、
それは「留学」です。

特に、私は大学が提携している海外の大学に行ける「交換留学」をお勧めしています。


留学をおすすめする理由



まず、留学そのものについてやった方がいいと思う理由についてお伝えします。


理由はずばり、
「海外に住むのは働き始めると大きなハードルになること」
「英語の習熟度にかなり大きな差がでること」

です。


海外に住むのは働き始めると大きなハードルになる


に関しては、社会人として働いている人にとってはとてもわかると思います。
働き始めると、まとまった休みを取ることは難しくなります。
したがって、1ヶ月間海外に住むというようなことをするのも必然として難しくなります。

もし1ヶ月海外に住もうとすると、転職の間にできた時間を使ったり、長期間休みをとったりして実行することになるでしょう。
これは働き始めると結構ハードルが高いことになります。

また、海外移住ももちろんできますし、挑戦する人も増えてきていると思います。
しかしながら、これも働き始めるとまず海外で仕事を探し、家族がいれば家族のことも考えることになります。
自分は海外に住みたいと思っても、家族や子育てを考えて踏み止まったりすることも多いでしょう。

もし、あなたがまだ学生で、留学の制度をつかって海外に行くのであれば、社会人になってから海外に行くよりも非常にハードルが低い、ということを理解するべきです。
留学としていけば、学生ビザがまず発行され、留学の期間は特に働くこともしなくていいですし、自分の勉強や海外生活を楽しむことに集中できます。
また、学生のうちは家族を持つ人も少ないでしょうし、基本的に単身で海外のシェアハウスに住んでみたり、思い切って行動することができます。

このように、学生のうちの留学は、社会人になってから海外に長期間住もうとする挑戦の何倍も楽であるこということを理解するべきです。


英語の習熟度にかなり大きな差がでること


次に、「英語の習熟度にかなり大きな差がでること」についてです。
もちろん、日本にいながら英語を学ぶことはできます。
もし特別な理由があって日本に絶対いなければならないのであれば、それはしょうがないかもしれません。
しかし、もし英語を効率的に学ぼうと考えているのであれば、留学の効果は絶対的です。

1年間の留学を学生時代にすると、おそらく日本の英語力で言えばトップ5%くらいには自動的に入ることができます。

社会人になってから英語を学ぶ人はたくさんいます。その多くの場合が高額なスクールに通ったり、隙間時間を投資して学ぶことになりますが、けっこうな覚悟がないと、留学をした人以上の英語力を身につけるのは難しいです。
これは、私が客観的に周りをみて感じることです。

私の現在所属する会社は外国人が多く、R&Dの人たちは英語でコミュニケーションを取ることが多いですが、
そのような環境に3年いたとしても、正直なところ他のメンバーの英語力というのは(さほど)変わっていません。たしかに上達はしていますが、1年の留学での効果を考えると雲泥の差があります。
これは、ポジショントークというわけではなく、客観的にみた事実を言っているので、留学時に学んだ英語力というものは大きな財産になると考えてください。

英語だけではありません、私は個人的に中国語を喋れるようになりたいなあとおもって、今隙間時間に勉強をしています。しかしながら、やはり隙間時間に語学をするというのは上達がとても難しいなと痛感しています。私であれば、台湾とか上海とかに転職して現地で学ぶのが一番だと思ってはいるのですが、先ほどの話のように、働き始めてから海外に住む、というハードルの高さに今直面しているところです。

まずは英語をある程度喋れるようになる、というのは非常に有益なスキルなので、
その意味で留学をお勧めしました。
私はその中でも、交換留学をお勧めしています。


交換留学をおすすめする理由



理由は、
「かかるコストが圧倒的に小さいこと」
「比較的長期間滞在できること」

です。

かかるコストが圧倒的に小さいこと


「かかるコストが圧倒的に低いこと」についてですが、
交換留学は対比される私費留学にくらべて圧倒的に低コストです

理由は、大学が提携している海外大学に行けるため、学費は国内の大学にいつも通り払いながら、学費を海外大学に直接払わなくて良いからです。
海外大学の学費は日本と比べるとかなり高額なことが多いです。したがって、日本の大学に学費を払っているだけで海外の大学で学べる、というのはかなりの節約になります。
1年間ほど滞在すると、数百万単位でかかるコストが変わってくるので、学生のうちに留学する時は、ぜひ最初の選択肢として交換留学を考えてみてください。

比較的長期間滞在できること

「比較的長期間滞在できること」についてですが、
交換留学をすると、半年、もしくは1年間の留学を選択できることが結構多いです。

対照的に、「私費語学留学」を選択すると、1ヶ月間、もしくは3ヶ月間くらいの滞在期間になることが多いです。

わたしは学部生の時にイギリスに1年間交換留学して、
留学はできれば最低半年したほうがいい、と思っています。

理由は、半年くらい経った後に英語が少しずつ上達したからです。
行く時の英語レベルにもよると思いますが、ほとんど話せない状態で留学開始した場合、
最初の半年はほとんど喋れず、授業もついていくので精一杯と考えた方がいいでしょう。

よく数ヶ月留学した人が、1ヶ月で英語がかなり上達した、という人がいますが、私個人としてはかなり難しいのではないかと思っています。
もちろん、その人に英語の才能があり、その1ヶ月間でとても努力をしたのであればある程度は可能なのかもしれません。

しかしながら、あなたの英語力が一般的で、学習の速度もあまり早くないのであれば、まずは半年が学習の分かれ目になると思います。
私はたぶん語学にあまり才能はないほうで、1年滞在して、「少し喋れるようになったなあ」と感じれたのは本当に最後の1、2ヶ月でした。
1年間の滞在のうち、ほとんどはきつい思い出で、最後の1、2ヶ月くらいだけ一気に楽しかったことを覚えています。

そのような意味で、長期間滞在が比較的可能な、交換留学をお勧めしています。


番外編「英語圏以外の大学に行けばよかった」


番外編として、
今考えると、英語圏以外の大学に交換留学すればよかったなあ
と思っています。

理由は、英語圏の大学に行くと、もちろんですが英語しか上達しないからです。
もし英語圏以外の大学、たとえば私の興味のある中国の大学に留学したとすると、
もちろん現地の中国語に触れることになります。ここで、留学先の大学にはもちろんたくさんの留学生たちがいるわけで、英語も話す機会が大量にあります。

1年間英語圏以外の大学にいれば、英語をある程度学びつつ、現地の言葉もかなりのレベルで話せるようになるでしょう。

3か国語目、というのは基本的に趣味の領域になります。
母国語(日本語)と英語を話すことができればビジネスではほとんど問題ないからです。
趣味の領域ではありますが、3か国語目を勉強することはとても楽しいですし、一つ自分の世界が広がる可能性があります。もしあなたが、学生の段階で好きな文化や、好きな料理(例えば中華料理とか、フレンチとか)があるとすれば、その言語の文化圏に思い切って留学してみるのはどうでしょうか。帰国する時には、その国の言語と、ある程度の英語も喋れるようになって帰ってこれるはずです。


留学によって一番大変なハードルを超えられる


結局のところ、語学を勉強する上である程度のハードルを超えてしまうまでにかなりの労力がかかります。

社会人になってから語学の勉強すると、このハードルを超えるのがかなり難しいでしょう。

逆にこのハードルを超えてしまえば、語学を勉強するのは楽しくなりますし、自動的に伸びていけます。それが私の経験です。

半年、1年その言語に現地で触れれば、このハードルは超えた状態で帰国できます。
ここまで来れば、日本でも語学の勉強を続けつつ、もっと上達できるでしょう。

まとめ

今回は、私の考える学生のうちに必ずやった方がいいと思うこと
の中で「留学」について話しました。

留学によって得られる経験や思い出、語学力は本当にかけがえのないものになります。
学生の方はぜひチャレンジしてみてください。

私は、学部生の時の交換留学を経て、大学院はアメリカに正規留学しました。
もし交換留学や、大学院での正規留学について質問がある人がいたら、なんでも相談に乗るので気軽にコメントしてください。
留学をしたからこその、「こうしとけばよかったなあ」という項目についてもいろいろと情報共有できると思います。


別の記事で、他の項目についても書いてみたいと思うので、ぜひそちらも読んでみてください。

今回はこの辺で。

kenmaro


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