働きながら研究する会社員の研究備忘メモ

本noteでは、研究に伴う諸々の備忘や、分析のテクニカルな諸々の備忘を残します。

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himaginary’s diary おいしい批評生活 安田先生のnote ECONO斬り!! 大竹先生のnote hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」) ◆ジャーナルのリンクメモ 1. 【AER】 American Economic Review    AEA:American Economic Association(アメリカ経済学会) 2. 【QJE】 Quarterly Journal of Economics   Ox

    • 【STATAコマンドメモ】散布図の書き方や編集方法~ドットが重複して層の大きさが分からない?その対応は~

      Stataで散布図を作ろうとして、 twoway scatter 変数1 変数2 としても、同じカテゴリに重複して、1つの点にしかプロットされない問題が起こる。 たとえば35歳で年収カテゴリが7「600-800万未満」に回答者が20名いたとしても、散布図には1つの点しか反映されない場合、ほかのカテゴリと量的に比較ができない。 そこで用いるのがjitter(#)というオプション。これは#%だけ、点をランダムに揺らしてくれるコマンド。 twoway scatter 変数1

      • p値メモ

        p値の定義や考え方について、様々な本で記されているが、以下の定義がしっくりくる。 ・p値とは2つの集団が同じである確率。フィッシャー博士が農薬試験の評価において「p値が5%未満の時に統計的に有意である(statistically significant」と放言して以来、最もよく使われるカットオフ値。 ・p値は「本当は2つの集団が同じなのに、異なると誤った判断をしてしまう確率」という解釈もできます。 (Stataによる医療系データ分析入門 p57) また、p<0.05など有

        • 【メモ】RCTで得たデータを分析する際の分析方法についてメモ

          ・RCTデータであっても結局はDID分析などを実施。 ・DID分析は 時点tにおける家の価格をYit,ごみ処理場に近ければ1、そうでなければ0を取る政策ダミーをTit、政策実施後(時点t=2)であれば1、そうでなければ0をとる時間ダミー変数AFTERiとそれらの交差工を使って重回帰モデル Yit=β0 + β1・Ti + β2・AFTERi + β3(Ti×AFTERt)+β4・外的条件Ci+Uit (田中隆一『計量経済学の第一歩』p219~p220) これでβ3の交

          【STATAコマンドメモ】検定方法の整理とコマンド

          ランダム化比較実験の検証を行う前に、そもそもランダム化したグループが本当に系統的な違いがないかどうかをチェックする必要がある。(ランダム化チェック) こうしたランダム化チェックでは、グループ間での検定を実施するが、この検定方法はデータの特性によって違いがある。 ◆検定方法の違い検定方法の違いについて整理した図は以下の通り。 ※出展:stataによる医療系データ分析入門 p310 連続変数の定義については割愛。 ◆カイ二乗検定について STATAコマンドは以下の通り。

          【STATAコマンドメモ】検定方法の整理とコマンド

          記述統計量にダミー変数のrefって記載するっけ?

          そもそもレベルで恥ずかしいが、記述統計量の記載の際ダミー変数はrefを除いたもので記載してよいか?が疑問になった。調べてもあまり出てこない。過去の研究例などで見てみると、refの変数は記述統計には記載がないのでやはりrefは不要で間違いがなさそう。 出典:田中 隆一(2017)「大学教育需要を考える」日本労働研究雑誌 (687) 出典:萩原 里紗、深堀 遼太郎(2016)「奨学金は大学への進学、大学卒業後の収入拡大・正規雇用の促進に寄与しているのか」(ディスカッションペー

          記述統計量にダミー変数のrefって記載するっけ?

          論文や研究(ポスター発表)で参考にすべきデザインやフォント

          投稿中の論文で学会のポスター発表があったため、ポスター発表用の資料づくりをしていたら、、以下のサイトを発見。ポスター資料のみならず、デザイン・フォント…非常に参考になる。修正投稿中の論文も早速フォントを変更 ◆研究発表のユニバーサルデザイン https://tsutawarudesign.com/yomiyasuku1.html 抜粋 ・「Word書類は一般に文量が多いので、明朝体で書くことが基本です。Windows(Windows 8.1以降)には、游明朝体というフォン

          論文や研究(ポスター発表)で参考にすべきデザインやフォント

          企業の求職者選択研究5の先行研究

          Protsch and Solga(2015)「雇用主は労働市場の入り口においてどのように認知的スキル・非認知的スキルをシグナルとして利用するのか」Prostch, Paula and Heike Solga. 2015. "How Employers Use Signals of Cognitive and Noncognitive Skills at Labour Market Entry: Insights from Field Experiments." Europe

          企業の求職者選択研究5の先行研究

          え!?恥ずかしながら、サンプル数とサンプルサイズとn数…ごちゃごちゃに使ってた。。

          サンプル数とサンプルサイズ n は意味が違う https://biolab.sakura.ne.jp/sample-size.html JIL サンプル数再考(副主任研究員 堀 春彦氏) https://www.jil.go.jp/column/bn/colum0151.html Stataの表記で言うと、例えば↓の Number of obs = 11,655 Number of groups = 3,885の表記。 ただ、この場合はサン

          え!?恥ずかしながら、サンプル数とサンプルサイズとn数…ごちゃごちゃに使ってた。。

          やっぱり孫引きはNG。やってて良かった原著確認。~Manskiと"perperceived returns"の関係性から~

          執筆中の論文で、Manskiを引用しながら「個人が認識する主観的な効用」を論じようとしていた。孫引き(=他が引用してあるものを原典にさかのぼって調べることなく、そのまま更に引用すること)が危険というのは研究者なら誰もが知っているけれど忙しくなるとついつい原著確認が疎かになってしまうもの。 ふと最近あるタレントの孫引きが問題になっていたこともあり、自分の論文の孫引き部分をチェックしてみたら、ふとManskiの引用に目が留まった。「あれ、Manski論文の原著読んだのって1年半

          やっぱり孫引きはNG。やってて良かった原著確認。~Manskiと"perperceived returns"の関係性から~