34人兄弟

貿易会社を経営する父のもとに
34人兄弟の3番目として
ナイジェリアで生まれた。


彼の母国ナイジェリアでは、
一夫多妻制は認められていないが
父には6人の妻がいたそうだ。



父は教育のために幼少期から仕事現場を見せてくれていた。

また、仕事で日本を行き来していたことから
日本の良さや日本人の優しさを教えてくれていた。



大学卒業後、
父の仕事の手伝いでヨーロッパを中心に世界各国を回った後、糸の買い付けをするために初来日。


このとき、
買い付け資金（約500万円）とパスポートをバスの中に置き忘れてしまったが、
交番に問い合わせると誰かが届けてくれており、
どちらも無事に手元に戻ってきた。


「お金が戻ってくる国なんて世界中で日本だけ。素晴らしい国だ。父が言っていたことは本当だった」

と彼は感動したそうだ。



しかし3年後に再来日したときには、
日本で知り合った人に、
「パチンコをやれば資金は2倍になるぞ」
と唆され、3ヶ月で資金は底をついてしまった。


帰国することができなくなり、
日本に留まることになった。



そんなある日、
街を歩いていると
バラエティ番組の街頭インタビューを受けた。

その受け答えの際のデタラメな日本語が番組プロデューサーの目に留まり、
同番組内の外国人をメインとする新コーナーに
レギュラー出演するようになった。


天然ボケなキャラクターも相まって人気を得るようになる。



その後は外国人タレントとして
数々のバラエティ番組に出演。
CDデビューや映画デビューも果たしている。



また、貿易会社で働いていた経験と知識を生かし、株式投資やFXなどを趣味としている。

近年はその利益で新築住宅や別荘を購入している。

　
　
　
　
彼の名前は、

　
　
　
　
　
ボビー・オロゴン

以上、「34人兄弟」でした。

※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。