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宴会本部長


社会人野球の全国大会で優勝しプロ入り。

プロでも1年目から一軍で活躍した。

6年目までは先発として起用されたが、
7年目のシーズンはチーム事情もありリリーフに回った。

シーズン終了後のチームの納会(一般社会でいうところの忘年会)では、
宴が始まりしばらく経ち、
「そろそろ少し酔ってきた頃かな」というタイミングで監督のところにお酌をしに行き、
「来年は先発でお願いします」
と直訴しに行ったそうだ。

彼は社会人野球出身ということもあり、
飲み会の席での立ち振る舞いは上手で、
盛り上げ役を買って出ることも多かった。

チーム関係者からは「宴会本部長」と呼ばれていた。


そして迎えた8年目のシーズン。
監督はその直訴に応え、彼を先発として起用し続けた。

彼もそれに応え、キャリアハイの成績を残す。
自己最多の14勝を挙げ、個人タイトルも獲得。
チームも5年ぶりの優勝を果たした。


10年目のシーズン終了後、海外FA権の行使を発表。

11年目からは活躍の舞台をメジャーリーグに移した。


メジャーではリリーフで起用された。
移籍1年目からいきなり10勝をマーク。
この年の日本人投手では黒田博樹(11勝)に次ぐ2番目の多さだった。

メジャーでは4年間プレー。
その後、日本球界に復帰し2年間プレーした。


引退後はホリプロと専属マネジメント契約を結び、テレビ・ラジオでの解説を中心に活躍。
野球を題材にしたアニメにも出演している。

 
 
 
 
 
彼の名前は、

 
 
 
 
 
 
高橋尚成

以上、「宴会本部長」でした。

※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。

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