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【筋肉量の低下がもたらす影響】

こんにちは。
柔道整復師の小森崚司です。

今日は筋肉が少なくなってくると身体にどのような変化が起こるのかをお伝えしていきます。

●結論
筋肉は年齢を重ねるごとに量が減少し、筋肉が衰えることにより、「腰痛」「肩こり」の症状や、自律神経の不調、血流の悪循環、ホルモンの影響でやせにくくなったりします。
定期的に運動することによって、それらを回避することができます。

詳細は下記を参照してください。

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■筋肉量の変化について
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歳を重ねると、肌にシミやシワが増えて老化するように、筋肉も加齢とともに衰えていきます。
筋肉は20歳前後が最も多く、筋トレを行なっていない場合、30歳から年に約0.7%ずつ筋肉が減ると言われています。
50歳からは筋肉の衰えはさらに加速し、年に1〜2%の割合で筋肉は減り続けます。


その結果、20歳の時の筋肉量を100とするなら、50歳では約80、80歳では50くらいまで減少することになります。(結構減ります。)

20代後半くらいから「食べる量は変わらないのに太りやすくなった」「以前は食事量を減らせば減量できたのになかなか体重が落ちない」と感じる人が多いのは、加齢とともに筋肉量が減ることで代謝が落ち、消費エネルギーが少なくなることも原因の1つとなっています。

「私は20歳の時と体重が全く変わらないから大丈夫」という人もいるかもしれませんが、たとえ体重が50kgのまま変わらないとしても、何もしていなければ、その「内訳」はだいぶ変わっていることも多いはずです。(僕は10kg増えても筋肉がついたと言い張ってます)


筋肉量が減っているにもかかわらず、体重が変わらないということは、筋肉量が減った変わりに、体脂肪が増えている可能性が高いということです。


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■筋肉の衰えが招くリスク
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加齢とともに筋肉量が減ると、身体は重力に負け、正しい姿勢を保てなくなります。
そうすると、身体の機能を維持する力が弱まり、「肩こり」「腰痛」といった不調が起こってしまう可能性が高くなります。
また、血液の循環が悪くなることで「むくみ」が起きやすくなったり、自律神経や脳にも影響が及ぶという文献も出ております。

そして、筋肉が衰えるということは、運動の機会も少ないことが考えられますので、骨への刺激量が減り、骨がもろくなりやすくなり、早期に骨粗鬆症になるリスクも高くなってしまいます。

血糖値を下げるホルモンである「インスリン」が働く場所にも順番があって、正常な順番は「筋肉⇨肝臓⇨脂肪」という順番となります。
インスリンが働くと、働いた場所にエネルギーが取り込まれていくのですが、運動不足や食事バランスの崩れによって、インスリンの働く順番がバラバラになったり、脂肪から働くようになったりすることで、”やせにくい身体”になってしまいます。

これが定期的に運動をして、筋肉量を増やすことで、回避できるんです!


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■筋肉量が増えるまで
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通常、運動を始めてから3ヶ月の間は、筋肉量はあまり増えないと言われております。

運動をしていくと、先週より走るのが早くなったり、重量を持ち上げられるようになったり、瞬発力が上がったりと、様々な効果を感じられるようになるのですが、
これは主に”神経系の向上”によるものが強く、筋量はほとんど変わっていないと言っていいです。

神経系の向上というのは、普段使っている筋肉(社員)には、脳(社長)からちゃんと指示が入るのですが、使われていない筋肉(社員)には普段から社長と関わっていないので、脳(社長)の言っていることがちんぷんかんぷんになっているんです。

少しずつでも使われていない筋肉(社員)を使っていくことによって、指示がスムーズに通るようになり、もともとある筋力(能力)を発揮することができるようになる。これが”神経系の向上”と呼ばれている反応の概要です。

筋量が強く増え始めるのは、運動を始めてから3ヶ月以降からという文献情報があるので、とってもめんどくさいのですが、少しずつでも継続して運動ができると健康にいいよーと小森が言っていたのを頭の片隅の方に入れていただけると、小森がとっても喜びます。

昨日も「筋肉の発達の仕方」の中で、どんな感じで筋肉が成長していくのかをお伝えしておりますので、気になる方はどうぞ⬇︎
 https://note.com/kenkoulabo/n/n154bbbf8aa25

僕を始め、一人だと運動が続かない人がほとんどだと思うので、誰かを巻き込んで運動を始めると結構続きますのでオススメです。(運動完了報告だけでも効果あります!)

そして、僕も巻き込んでください!笑

みんなで、健康な身体を維持していきましょ〜!!

画像提供
compositaによるPixabayからの画像 

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