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あれ、それ、どれ? / 記憶の7つのエラー

こんばんは!けんたです!
今日は、人の記憶の部分。

『忘れる』などの
記憶の誤りを7つに分類した、

「記憶の7つのエラー」
について紹介していきます。


では、早速いきましょう!!☺️


記憶の7つのエラーとは

記憶の7つのエラーとは

アメリカの心理学者
ダニエル・L・シェクター
が提唱した、

記憶の間違いの内容を7種類に分けたもの。

のことです。

人間は、得た情報を
すべてしっかり、
覚えられるようにはできていません。

なぜなら、もし、私たちが
すべてを忘れることなく記憶していたら、

私たちの脳は
情報量が多すぎて、パンクしてしまい、
正しく機能させることができなくなるからです。

つまり、
あえて、忘れているのです。

そのための代償として
あるものが、今回紹介する
記憶の7つのエラーです。

では、具体的に紹介していきます!


①物忘れ

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例えば、僕は大学生なので
高校の時のクラスは辛うじて
覚えたいますが、

もし僕が60歳になったら

「え〜っと、ワシの高校生のクラスは ……」

多分、思い出すのは難しいと思います。

このように、
古い記憶が時間と共に曖昧になっていく
ことが物忘れです。

②不注意

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皆さんは、電車やバスなどに
何かを忘れた経験はありますか?

不注意とは、
何かに気をとられていて、
うっかり何かを忘れてしまうこと。

です。

携帯ゲームをしながら、
電車に乗っていて、気付いたら目的地。
ヤバイ!!と思って電車から飛び降りるも
財布は電車の中に置き去り。

あるあるだと思います。笑


③妨害

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妨害とは、
他の記憶が邪魔をして、
あとちょっとなのに思い出せないこと
です。

何かを思い出そうと

「これは違う、これも違う」

と集中していると、

最初の方に出てきたものが
思い出している途中で
何回も出てくるアレです。笑


④混乱

離婚するとき両親に相談する

混乱とは
情報そのものは正しいけれど、
情報の出どころを間違えている。

ことです。

例えば、父親から

「牛乳を飲むと背が伸びる」

と教えたもらったと思っていたけど、
実際に教えてくれたのは、
母親だった。といった感じです。


⑤暗示

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暗示とは、
周りからの影響の結果、
記憶が作り変えられる

ことです。

代表的なものが
誘導尋問などです。

「お前がやったんだろ!!」
「お前以外に容疑者はいないんだ!!」
「早く吐いて楽になれ!!」

といった風に周りから
批判されたり評価されることで、

「あれ、もしかして、本当に自分がやったんかも?」

と、記憶違いをしてしまうのです。

怖すぎますね。笑


⑥書き換え

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書き換えとは
現在の感情や状況によって、
過去の記憶が書き換えられてしまう

というものです。

めっちゃ機嫌が悪い朝
部下が遅刻するのと、

すごい気分がいい朝
部下が遅刻するのでは、

人によるとは思いますが
前者の方が、上司にとって同じ遅刻なのに
悪印象を与えてしまうでしょう。
(悪い上司の例です。笑)

書き換えは
感情的な起伏の大きな人が
よく起こしそうな気がしますね。笑


⑦つきまとい

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ついに、最後の記憶のエラーです。

つきまといとは
恥ずかしかった記憶などを
なかなか忘れられず、ことあるごとに
思い出してしまうこと
です。

これまでの記憶のエラーと違うのは
忘れたいのに思い出してしまう
という点ですね。

例えば、
過去、スピーチをした時に
大失敗をした経験があるせいで、
壇上に立つと、

「またあの時のように、失敗したらどうしよう。」

と、大失敗したスピーチを
思い出してしまう。

といったことなどがあります。


まとめ

記憶の7つのエラーとは

記憶の間違いの内容を7種類に分けたもの。

具体的には

①物忘れ
②不注意
③妨害
④混乱
⑤暗示
⑥書き換え
⑦つきまとい

の7つがありました。

記憶のエラーが起こるのは
あえてであり、みんな共通です。

「物忘れも、悪くない!」

と思いながら生きる方が
案外幸せなのかもしれません。笑


本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!!☺️


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