相談相手を間違えてしまうのはなぜ? / 社会的インパクト理論
こんばんは!
今日は人が相談相手を選ぶときの心理である
【社会的インパクト理論】について紹介します!
では、早速いきましょう!
社会的インパクト理論とは
社会的インパクト理論とは
アメリカの社会心理学者である、ビブ・ラタネが提唱した
援助を受けようとする人の心理に
対人インパクトが影響を与えるという説。
のことです。
簡単にいうと、
人は相談する時に、
1番適した人ではなく、相談しやすい人に
話しかける傾向があるということです。
なぜなら、相談しやすい人に話しかけることは、
心理的負担が少なくて済むからです。
では、この
心理的負担(社会的インパクト)が
大きい相手とはどのような人・場合なのでしょうか?
実際にいくつか
紹介していきたいと思います!!
社会的インパクトが大きい相手
相談するときの社会的インパクトが大きいとは、
話しかける時に勇気がいる相手だということです。
その勇気がいる相手の条件は3つあります。
①大勢
②地位が高い相手
③見える相手
それぞれ説明していきます!
①大勢
大勢を相手にする時、私たちの心にはストレスがかかります。
そのため、私たちは1人の人に悩みを相談してしまいます。
あなたが学校のクラスで、なくしものをしたとします。
その時に、隣の人にこそっと聞くのでなく
クラス全体に対して大きな声で、
「○○失くしたんだけど、誰か知らない??」
って聞いた方が、
失くしものが見つかる可能性は高いですよね?
にも関わらず、多くの人が隣の人に聞くのは、
大勢に対して相談する時の、社会的インパクトが
1人に対して相談するよりも大きいからです。
②地位が高い相手
同様にあなたが失くしものをしているとします。
また、同様にクラス全員に
「○○失くしたんだけど、誰か知らない??」
と聞くのですが、
そのときのクラスにいるのが
全員、先生だとしたらどうでしょう?
どんな状況かはさておき、
聞くのにかなり緊張するのではないでしょうか。笑
このように、
地位が高い相手に相談するとき、
社会的インパクトが大きくなります。
では、逆に
全員が幼稚園児だとしたらどうでしょう?
皆さん、簡単に聞けると思います。
先ほどとは反対に、
人は、社会的インパクトが小さい、
自分より立場が低い相手に対しては、
相談しやすい傾向があります。
③見える相手
同様にまたまた、あなたが失くしものをしているとします。
そして、また同様にクラス全員に
「○○失くしたんだけど、誰か知らない??」
と聞くのですが、
今度は、クラス全員のLINEグループ
も利用できるとします。
全員に大声で呼びかけるのと、
LINEグループで呼びかけるの。
どちらの方が聞きやすいでしょうか?
多くの方が、
LINEグループの方が聞きやすいと答えるでしょう。
このように、人は
実際に見える相手よりも、
見えない相手の方が相談しやすいという傾向があります。
まとめ
社会的インパクト理論とは
アメリカの社会心理学者である、ビブ・ラタネが提唱した
援助を受けようとする人の心理に
対人インパクトが影響を与えるという説。
のことです。
人は相談する時に、
1番適した人ではなく、相談しやすい人に
話しかける傾向があります。
なぜなら、
その方が、相談する際のストレスが少ないからです。
ですが、あなたが持っているのが
本当に解決したい悩み、解決しなければならない悩みなら、
話しかける際のストレスの大きさで
相談相手を決めるのではなく、
相談するのに適した相手かどうかで選びましょう。
はじめの一歩は少し勇気がいるかもしれませんが、
きっと、あなたの悩みを解決してくれるはずです。
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!☺️
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