拙速こそが現代ビジネスの形?

孫子の兵法の中に「兵は拙速を尊ぶ」というのがあります。
作戦を練るよりすぐに行動する方が望ましいという意味です。
果たしてこれは必ずしも正解なのでしょうか?
プロの現場では確かに拙速が尊ばれる事が多いです。
とある下請け会社では製品の品質を1/1000mmまで求められるそうです。
品質を上げる事で差別化している訳です。
私もわりと品質を高める事でリピーターを離さないようにしています。

最近はインフルエンサーが拙速を口にするようになっているので、すぐに行動する方が望ましいとされています。
ビジネスチャンスを逃さないように素早く参戦して、勝ち逃げするように次々と事業を展開していくのが正解だと言うのです。
しかし、それが出来るのはかなりのビジネスセンスがあり、ある程度の失敗にもめげない精神力が必要です。
私はちょっとミスしてお客様に怒られると数日へこみますので、とてもそんなに拙速には動けないです。

しかし、私のようなやり方では大きく稼げないのも分かっています。
大きく稼ぐためにもっと拙速に動くべきなのでしょうか?
私は石橋を叩いて叩いて壊したあげくに渡らないぐらい慎重でいいと思っています。
なるべく防御に重点を置いて、着実に信頼を築いていくのも一つのビジネスの形ではないでしょうか。
男の子だって痛いのは嫌なのです。
私は失敗しないように鈍足にやってますが、売り上げはちゃんと右肩上がりです。
鈍足でもその一歩を道としていけば、成功に近づけると信じています。

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