ビジネスモデルを表にしてみよう!9つの質問で完成する「9フレームワーク」とは?
9セルフレームワーク ー 成立するモデルである事を論理的に確認する
9セルフレームワーク(以下「9セル」)は、
兵庫県立大学教授で
経営学博士の川上昌直氏が考案した、
ビジネスモデルを論理的に
見える化するフレームワークです。
その名の通り3×3の9つのセルを
埋めていくことで、
そのビジネスに
どのような価値・強みがあるかを
確認するためのツールです。
表の①がペルソナ
②が自社製品を顧客が使うと、
どうなるのか?
⑤が自社製品になります。
①と②を起点にセットとして考えます。
横軸はビジネスのコンセプトです。
コンセプトとは
お客さんの片づけたい用事を
あなたはどのような方法で
解決するのか、です。
縦軸は”儲け”の構成要素です。
顧客の悩みを解決して、
価値を提供すること、
それと同時に
どうやってそのビジネスで儲けるのか、
儲からないと、
会社を継続して
お客さんへ価値を提供できなくなります。
しっかりとガッポリ儲けましょう。
それをどうやって実現するのか?
これら9つを出して、
ひとつの物語として完成させます。
ここでは、美容に良い成分に重点を置いた
パッケージが目新しいゼリー飲料を
検討している という例で考えてみます。
顧客価値
1. お客さんはどんな用事(悩み)を
持っているのか
(商品ニーズではなく「用事」です)
例→ 外出先で少しお腹が空いてしまったが
時間が無い。
手軽に空腹を満たし
しかも美容も同時に短時間で
チャージしたい。
(お腹が空いているというのが
顕在化された用事)
(美容に良いというのが
ここでは潜在的な用事です)
2. あなたはそれに対し何を提供するのか
例→ 短時間でお腹も満たし、
外出先でも人の目を
気にしなくてよい。
美容にもいいのでうれしい。
3. 他の解決策・コンセプトと何が違うのか
例→ デザイン性が高く、
美容によさそうな大人の女性をイメージさせる
また、近年実は男性も結構美容に興味がある。
4. 当社は誰から利益を得るのか
(ペルソナから派生して、
顧客層が広がることもあります)
→コンビニエンスストアやドラッグストアで
買い物をする人。
(妻へのお土産を買う男性、
食欲が少ない年配者等。)
5. 何で利益を得るのか
→製品本体
6. 儲けの時間軸はどうか
(最初にしっかり儲けるか、
徐々に儲けるかなど)
(無料サンプル、サブスク、
本体ではなく付属品で儲ける等)
→購入と同時
7. ビジネスを実行する手順はどうか
→各種広告,PR
8. 当社の強みを活かす部分はどこか
(自社でやる部分)
→資金力
ブランディングを行い、
他の製品
(機能性菓子、サプリメント、
スポーツ飲料
入浴剤など)に展開する。
9 他社の協力を得る部分はどこか
(調達先、外注先、販売代理店など)
→イメージキャラクター、インフルエンサー
おいしいと機能性を両立できる調達先。
表にすると、
頭の中が整理されることは
よくあります。
漏れやダブりを防ぐためにも
一度、進行中のビジネスなどを
表にして整理してみましょう!
よろしければサポートお願い申し上げます! いただいたサポートはより邁進できるよう有効に活用させていただきます。