加齢性難聴にならないための老化防止法

ウチはテレビの音がデカいです。
ちょっとうるさいなぁーと感じる程度に、デカいです。
なぜなら、90歳に手が届きそうな母親の、耳が遠いからです。
加齢性難聴・・・年齢を重ねるごとに聞こえにくくなってきたのです。
もう右耳は、ほとんど聞こえません。
なのに、長年の癖なのでしょうか、電話がかかってくると受話器を右に当て、何も聞こえないので迷惑電話と判断し、切ってしまいます。
 
誰でも老化するもので、母親ばかりか、私も、あなたも、他人事ではありません。
 
加齢による聴力の衰えは40歳くらいから始まるそうです。

60歳代になると聞こえが悪くなったことを自覚する人が急激に増えてきます。
さらに70歳をこえるとほとんどの音域の聴力が明らかに低下してしまいます。
65から74歳では3人に1人、75歳以上では約半数が難聴に悩んでいるといわれているのです。
 
少しでも加齢性難聴の発症を遅らせるには、日々、耳にやさしい生活を心がけることが大事です。
 
大音量で音楽を聴いてはいけません(特にイヤホンはボリューム注意!)、
工事現場、飛行場などでの騒音を仕事などでやむなく聞かなければならないときは耳栓をしたり、
 
ときには、自然の中で遠くの鳥のさえずりに耳を傾けてみるとか・・・
耳をいたわってあげてくださいね。
 
・・・でも、耳にやさしくしていても、老化には勝てないよなー・・・
 
なんてあきらめてはいけません。
 
老化は避けることはできませんが、その進行を遅らせることは可能です。
 
坂道を転がり落ちるままにしないで、ぐっと踏ん張って踏み止まればよいのです。
下りのエスカレーターを上りの方向に向き直り、昇っていけばよいのです。

老化のスピードを緩めさせ、聴力をはじめ身体中の元気を維持していくには
次の5つが必須です。
 

1、適度な運動


有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性、バランス。
これら4つの運動種目を無理なく継続して行なっていきましょう。
さらに加えて重要なのが口腔トレーニング。顔面や口周りの筋肉、舌が衰えると嚥下機能が低下し、誤嚥性肺炎など命に関わるからです。

有酸素運動
ウォーキングまたは可能ならばジョギング、サイクリング、水泳など。実施中に少し息が上がる程度の強度を20分以上継続しましょう。ダラダラと買い物ついでに歩くだけでは、たぶん、強度が弱いです。
 
筋力トレーニング
ダンベルやバーベルを持ち上げるような本格的な筋トレは老化防止のためには必要ありません。
腕立て伏せ、スクワット、腹筋運動の3点セットでまずはじめは必要十分です。
これらは胸の筋肉、足腰の筋肉、お腹周りの筋肉、という大きな筋肉群を鍛えます。
1回の運動で10回の反復を3セット程度、使っている筋肉を意識しながら動きはゆっくりと行いましょう。
反動を利用して素早く繰り返すのはターゲットの筋肉への刺激が逃げるばかりかケガの元になるので注意してください。
 
柔軟性とバランスの向上
バランストレーニングは内耳の働きが影響するので聴力にも関連します。
簡単にできるのは、片足立ち。何秒できるか?なんてチャレンジができるので単純だけど楽しくバランストレーニングができます。目を開けて何もつかまらずに片足を軽く上げ、30秒がまずは目標で合格ライン。
それができたら足を前に上げたり、後ろにあげたり、横に上げたり・・腕を上に伸ばしたり横に伸ばしたり・・・
またはマットレスの上に立つなど足場が不安定な場所でやってみるとか、バリエーションが豊富です。
足腰から足裏まで大小さまざまな筋肉を使うばかりか、脳も活発に活動するのでとても効果的です。
 
また、ストレッチやヨガなども有効です。書籍や動画がたくさんありますので参考にしてやってみてください。

口腔トレーニング
少しの時間で簡単にできるので、スキマ時間にぜひやってください。


2、適切な食事


栄養バランスを偏りないようにするのは大前提ですが、
その上で特に老化防止や耳、聴力に良いものを意識して食べるようにしましょう。
東洋医学では、老化は「腎」の衰えといわれています。
腎の機能の衰えを防ぎ、補っていく食材は、「黒いもの」と「ネバネバしたもの」です。
 
黒いものは、例えば、黒ごま、黒豆、黒米、昆布、海苔、ひじき、キクラゲ・・・
ネバネバしたものは、例えば、なめこ、オクラ、山芋、納豆、モロヘイヤ・・・・
 
これらの食材を日常の食生活に意識して加えるようにすると、いつまでも若さをキープできますよ(^^)

 
 

3、質の良い睡眠


 
一日中ゴロゴロして、うとうとして、寝てればいいってものではありません。
朝は定刻にしっかり起きる、夜は定刻に就寝し、ぐっすりと眠ることが大事なのです。
睡眠時間を核にした規則正しい生活をしましょう。
老化防止に欠かせないホルモン「成長ホルモン」は年齢に関わらず、ぐっすり眠っているときに分泌されます。

 

4、人との交流


 
ひとり暮らしで家にこもっている高齢者は老化が進みます。
脳への刺激が少ないからボケるのです。
外に出かけ人と会い、会話することが大事です。
老化防止に重要な役割のある男性ホルモンは「社会性のホルモン」とも言われ社会で活動することで活性化します。
 
 

5、生きることへの意欲


 
あなたの生きがいは何ですか・・・
 
なんて実に大きなテーマですね。古今東西の哲学者もずーっと考えていることです。
 
でも、難しく考えないで、楽しいことは何ですか?
 
スポーツ、旅行、音楽、芸術・・・好きなことは人それぞれですが、それをしているときは楽しいですよね。
家族、友人、地域やサークルの仲間・・・気のあう人とのお付き合いは楽しいですよね。
 
楽しいことは、いつまでもやり続けたい、いつまでも健康でいたい、長生きしたい・・・
 
その意欲を維持し、さらに高めていくことが、老化防止の特効薬です。
 
 
東洋医学では、
加齢性の難聴など、老化は「腎」の働きが衰えると加速するといわれています。
 
生まれつき腎がもつ「先天の精」という
生命エネルギーが徐々に少なくなることが老化なのです。

前述した5つのポイントで、少なくなりゆく生命エネルギーを補充し、老化をぶっ飛ばしてくださいね。
 
 
『老化をぶっ飛ばして元気をチャージする3つの簡単な方法』

 
 
最後までお読みいただいて
ありがとうございました。
 

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