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関節はいくつある?関節と健康の関係

わたしたちのからだは曲げたり伸ばしたりしながらスムーズにからだを動かすことができるように、いくつもの関節が節々にあります。その数は何と68関節です。歩く、しゃがむ、物をつかむといった日常生活を営むための動作ができます。

加齢とともに関節に何が起きるのか

加齢とともにその動きは徐々にスムーズさがなくなる人がいます。時に膝痛、腰痛、ストレートネック、股間節痛、五十肩などを惹き起こしています。痛みのある生活は嫌なものです。

わたしが一番辛かったのは、ストレートネックからくる強烈な肩こりと酸素不足からくる片頭痛でした。マッサージや鍼灸を試みても、一時的な改善にとどまってしまいます。2年経過して、一時しのぎは全て止めました。そして探し出したのが、自分で体を動かすことの重要性です。

そこに深く関わるのが、各部位の関節です。関節の筋肉を動かすことことで、骨が腱を通して動作できるようになっています。これら筋肉群が硬くなって、骨の位置がずれて関節などの痛みを生んでいます。筋肉と関節の関係を知ると、テレビコマーシャルにありがちな関節の軟骨が減ることが痛みの原因だというイメージを打ち消すことが必要です。

痛み・手術・リハビリ

関節の痛みが酷くなると、やがて手術を考えるようになります。手術をしても根本的な筋肉の状態を良くすることはできません。手術によって動かさない期間が重なってさらに固くなってしまった筋肉をほぐすためのリハビリが長くかかります。

そんなに長くリハビリを行うなら、むしろ手術前にリハビリに努めれば手術は要らないうえ、リハビリ期間は短いはずです。

但し、既に硬くなっている数々の筋肉を効果的に緩めるにはノウハウが必要です。それも知識一辺倒では、簡単にノウハウを習得できないほど人間の動作は複雑です。個人によって、加齢によって、状態が異なるため、実践的に習得して行くことが望ましいのかも知れません。

長年筋肉を動かすことを心掛けてきたか

筋肉が柔らかいと、骨も正しい位置にあるといえます。正しい位置にあれば、関節の動きもスムーズです。そればかりか姿勢を良くすることに通じ、相互作用を補完し合っているということでしょう、内臓の動きも活発です。

こうした点から、600以上の筋肉をできる限り動かすことを心掛けることが、健康にも非常に関わりが深いわけです。特に下半身の筋肉を動かすことは、心臓からはるかに遠い脚にある血液を心臓に円滑に戻す役割を担います。筋肉が衰えれば、血圧にも影響を与え、心臓の負担が増えます。従って、衰えた筋肉でも、高血圧時に歩くことが推奨されるのはごく自然です。

体全体の機能を活かすことが健康を取り戻す鍵

健康についてあらためて考えると、結局のところ体全体の筋肉が本来あるべき位置にあると体も疲れにくいし、自然免疫も高まり、生活習慣病にも感染症にも罹りにくくなるようです。

簡単に言えば、体全体の機能を活かせば健康を取り戻すことができるわけです。日本では健康保険制度が発達したため、医療用と称するものは極端に言えば10倍の値段で、健康用と対して機能が変わらないといったこともあります。

こんな一種の保護体質が、本来の健康を自分で考え、行動するきっかけを奪っているように見えます。自分の健康は医師が守ってくれるわけではありません。殊に生活習慣病は自分の生活習慣にこそ問題を抱えていることを、しっかり認識すべきです。

それこそが大きな鍵であり、関節と筋肉、健康と運動の関わりをあらためて考えることが必要です。超高齢社会こそ、既存社会に警鐘を鳴らし、脱病院化を考えるべき時代だといえそうです。

宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。