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ドクターショッピングと体の不調

わたしばかりでなく、多くの人が病気を治したいと思っているはずです。その多くはガンを含めて生活習慣からくる生活習慣病、あるいは検査上は問題がないといわれたが不調だという人です。

病気の誤診率は、意外に高い

T大の著名な医学系教授の退官にあたってのあいさつで自分自身の誤診率について、正確な数字は忘れましたが、10数パーセントだと表明しました。
・患者らの反応は、「恐ろしく多い!!!!」
・医師
らの反応は、「めちゃくちゃ少ない!」
という記事があったと記憶しています。一般的な現代医学や病院に対するイメージからすると多い感じる人が大半かもしれんせん。

医療への過大な期待

平生の思い込みのせいか、自分が医師や医療機関に疑問を感じたり、思ったような結果が返らないときには、ドクターショッピングを繰り返す人も多いようです。特に、不調ではあるこれども、病名がない、原因がわからないなどというと、病名がつくまで、あるいは原因が分かるまで病院を転々とすることになります。

不調だとはいっても、発症せずに未病の段階なら診断もつけにくいかもしれません。それでもちょっと妙な気もしますが、患者は、病名がついたり、クスリがでたりすると安心します。

わが国でもノーベル賞受賞者も随分出ています。報道では、医療や薬剤について発見や進歩があると「明日にでも実現する」かのように表題が掲載されたりすると、一般人が期待するような報道に聞こえることもあります。過大な期待をあおる面も否定できません。

つまり、よく読むと表題が大げさすぎたりします。そんなことからか、一般に現代ならたいていの病気は治って当然、分かって当然と思うのかもしれません。

生活習慣にかかる病気はしっかり歩いてみる

誤解の内容に申し上げておきますが、誤診率で医療不信をあおるつもりはありません。感染症は現代医学の得意分野だということ、ガン・精神疾患を含めた生活習慣病は不得意分野です。

だったら、まずはじっくり生活習慣を変えてみてはいかがでしょう。昨今は、ようやく歩くことが推奨されるようになってきました。しかしどの程度歩けばいいのか、わかりやすい指標はまだないのではないでしょうか。一部に1万歩説、8千歩説が有名ですが、ではそれ以上歩いてみてはどうなるのでしょうか。

歩く効用

セロトニンは「しあわせホルモン」ともいわれますが、夜はメラトニンに転換するといいますから睡眠にも深くかかわります。よく歩くことで、そのセロトニンが活発に分泌されて、やがて夜になるとメラトニンとなり、睡眠の質もぐっと上がることになります。

筋肉を増やすことを意識した運動も行えば、生活習慣病は徐々に消えていくことになります。近年、歩くことの効用がいわれますが、まだまだ歩き足りない範囲のことではないでしょうか。

特に中高年が生活習慣病を発症する頃には、筋肉量は大幅に落ちていると考えるべきです。個人差があるものの、大幅に落ちるまでにはたいてい数十年経っていると思われます。若い人と中高年が下半身の筋肉量を比較すると、一目瞭然です。その低下した分が大きければ大きいほど、戻すことも時間がかかるという認識を持つことです。

体の不調は、筋肉不足、運動不足が多い

忙しく取り組んでも、なかなか落ちた体力は戻りません。時間がかかると思えば、気が楽になります。気を楽にして、気長に務めることで、やがて成果が出てくるころにはやっとやっていることや体力に自信が出てきます。焦ることはありません。地道に取り組みましょう。

運動不足や筋肉量の不足が解消される頃になると、きっと体の不調も、精神からくる不安もなくなるはずです。さらに姿勢を良くする運動ができるようなら、姿勢がよくなることで自己否定的な気持ちが薄らぎ、自己肯定感が持てるようになるはずです。姿勢とは、案外精神と繋がっているといいます。
病気への精神的な不安を抱えている人は、まず運動からはじめてみては如何でしょう。


宜しければ、サポートお願いします。「生活習慣病は、自分でしか治せない」と考えています。運動と食事での貴職の生活習慣病の治癒体験を教えて頂ければ幸いです。また、わたしの考え方の不足な点があれば、ご遠慮なくご指摘頂けると幸いです。どうか宜しくお願い致します。