掻き消された想い

まっ白な雪の中に指で文字を刻んだ。

明日にも消えちゃいそうな

震えた文章を書いたよ。

なぜなら僕の想いは

誰にも届きそうにないから。

雪のように積もる想いも

寒さに震えた感情も

何もかも踏み潰されて凍りついてしまった。

凍った僕の心は春を待ち、叫んでいる。

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