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『アイネクライネナハトムジーク』を読んで

先ほどまで,
『アイネクライネナハトムジーク』の読書会に
参加してきた。

自分で読んだだけだと内容はあまり入ってこなかった。

しかし,読書会を通して
感じたことや,思ったことを語らう中で
自分の今の感じていることを
感じる時間になった。


今回の読書会での僕のキーワードは
「心で味わう」である。

『アイネクライネナハトムジーク』は
人と人の日常の繋がりの物語。

日常の物語なので,
あきらかな情熱的な恋愛や
ピンチに立たされた主人公が成長し苦難を乗り越える
のような刺激的な描写があるわけではない。

そのためか,内容がうまく入ってこなかった。

これはなぜか。

僕自身が成長すること,
もっとできるようになることが
よいことだというところに偏りすぎていたことが
要因であると感じた。

自分をよりよくしていくためには必要なことである。

しかし,そればかりに偏るのがよいわけではない。

小さな変化に目を向けて,
日常の何気ないことにお金では買えない感情のゆさぶりを
感じていくこと。

つまり,
日常を脳で考える時間も大切だが
それと同じかそれ以上に
日常を心で味わうことも尊いことである。

もちろん,どちらかに偏る時があっていい。

ただ,両方の世界を味わえる人でありたいと
心から思う。

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