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要因分析

皆さん、こんばんは。Kenji Onoです。

今回は「要因分析」についてダラダラと書いてみたい。

書こうと思ったきっかけは、あるお客さまが発生した問題の要因分析を行っていたものの、観点の抜け漏れを感じたためだ。ただ、私自身も知識のないテーマに対して抜け漏れなく要因分析ができるのか?と問われると怪しい部分は正直なところある。よって、お客さまをまじえた複数人で行うことが多い。

■要因分析とは?

 特定の問題や現象の原因を理解し、解決策を見つけるための手法で、科学、工学、ビジネスなどの多くの分野で使用されている。本稿ではビジネス、またはシステムに主眼を置く。

■要因分析の進め方とは?

 以下に要因分析の進め方を記載する。なお、要因分析の進め方をまとめるにあたり、生成AIと対話をしながら行った。生成AIを活用する理由として、他の方の考え方と照らし合わせながら自分の考えを整理するには役に立つためだ。

  1. 問題の設定
    解決すべき問題を設定する。

  2. 情報の収集
    問題に関連する情報を収集する。

  3. 要因の特定
    問題の原因となる可能性がある要因を特定する。
    直接的および間接的な要因も考慮する。

  4. 要因の分析
    各要因が問題にどのように関連しているかを分析する。
    同時に要因同士の関連性や影響度も視野に入れる。

  5. 優先順位付け
    要因を優先順位付けし、最も重要な要因や影響の大きい要因に焦点を当てる。限られたリソースの中で可能な限り効果を得るため。

  6. 解決策の開発
    特定された要因に対処するための解決策を策定する。
    システム障害の場合、プログラムによる改修対応だけでなく、人手での運用による回避策も含む。

  7. 解決策の実施と評価
    開発された解決策を実施し、その効果を測定する。
    必要に応じて、改善や調整を行う。

 要因分析は問題解決プロセスの重要な進め方であり、ビジネスやシステムの改善に役立つ手法の一つと言える。

■要因分析のメリット・デメリットは?

 次に、要因分析のメリット・デメリットについて考える。それぞれのポイントを押さえて活用することが望ましいと考えるためだ。
 一点、読み返すと要因分析の前にメリット・デメリットを書くべきだったと反省しつつ、これこそが無計画に書くことの醍醐味だと割り切ろうと思う。

・メリット

  1. 問題の解決への道筋を提供
    問題の根本的な原因を特定し、それに基づいて解決策を立案するのに役立つ。問題の理解を深めることで、適切な対策を講じるための方針が明確になる。

  2. 情報を諸元とした意思決定を支援
    要因分析は情報に基づいて行われるため、感情や主観的な見解に左右されることなく、客観的な分析が可能。

  3. 問題を予防
    問題の根本原因を特定することで、将来同様の問題を予防するための対策を講じることが可能。

・デメリット

  1. 情報不足や誤解の可能性
    十分な情報が利用できない場合には不正確な結果をもたらす可能性がある。また、プロジェクトメンバー間でのコミュニケーション不足や誤解も原因となり得る。

  2. 時間とリソースの消費
    要因分析はリソースを消費する作業となる。特に複雑な問題の場合、要因の特定や分析には長期間を要することがある。

  3. 過剰な焦点
    ある要因に過度に焦点を当てることがある。これにより、他の重要な要因が見落とされ、解決策が不十分になる可能性がある。
    プロジェクトメンバーの知識や経験が似たような場合、起こりやすい傾向がある。

 要因分析を適切に行うためには、情報の正確性を確保することが重要であり、その情報を効果的に収集するにはプロジェクトメンバー間のコミュニケーションも重要となる。

要因分析についてダラダラと書いたが、試行錯誤を続けることで確度は高まると考える。ちなみに、冒頭のお客さまは有識者を呼ぶことで無事に解決に至ることができた。本稿ではこのあたりに止めたい。

以上、駄文・悪文を許されたし。

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