Why,How,What ゴールデンサイクルとPurposeについて
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Why,How,What ゴールデンサイクルとPurposeについて

アジアで働く社長のブログ~

社内でPurpose経営という考え方についてレクチャーを受ける機会をいただいたので、自分が考えること含めこの場でもアウトプットしたいと思います。

僕たちの会社の取引先は、例えばマレーシア拠点では50%近くがMNC(Multi National Company)です。そのため顧客から求められることの変化スピードも速いです。最近では、今まで以上にガバナンスが厳しくなってきているのを感じますね。そして、社員や個人の方々の変化もこの数年感じています。

僕自身、想うことなどをこれまでもnoteの場に記してきました。
【過去記事】
シングルユースのゴミ問題
ミッションについて

2年前にペナンで会社合宿をした際、僕たちは事業を通して何を目指すかについて話し合う機会を設けました。僕らの会社は10か国近くの国籍が一つのチームとなっている。
会社は個の集合体であり、永続させることが目的ではなく、もっと大きな目的を達成するために個が集まっている。でも、この目的やミッションを言語化して揃えていくかじ取りは困難でした。

2018年末に地球温暖化の問題や気候変動や食糧危機、先輩の夫馬さんより学ぶことが多くあり、地球起点で考えていくことのヒントを得ました。

そして、今回、Purposeという考え方に触れる機会がありました。『パーパス 「意義化」する経済とその先』という本も読み、自分なりの理解を書き留めようと思う。


これからの会社は「なぜ、存在するの?」から始まる

2030年、2040年に地球や世界がどうなっているのか?その時に「私(たち)はなぜ求められている?」との問いを自分にも会社にももつことが大事だと思っています。
2000年代 後半以降、急速にSNSを中心としたメディアの広がり。突然現れたパンデミックに対する真のリーダーの不在と、現在の変えられない政治の仕組みによって、人々は何を信頼をするべきか。こういったことが今まで以上に重要性を増してきていると思う。
特にZ世代からすると若い頃に金融危機があり、コロナ禍で経験する孤独。またこれから迫りくる地球規模での大きな問題、地球温暖化における気候変動、食糧危機、水不足、大災害……不安要素は挙げればきりがない。

うちには小学生の子どもが二人いますが、彼らの通う学校ではプラごみの問題や人権問題、気候変動が授業のテーマとして自然ととりあげられていて、未来への大きな課題意識を幼い頃から共有されています。
私たち世代もさることながら、これからの時代を生きる子どもたちが何を信じ、誰を応援するか。これが彼らの行動の選択軸となっていきます。

信頼できる組織はどこか

図1

引用元:2021 Edelman Trust Barometer

ここに載せた統計が興味深い。
世界11か国を対象とした、ビジネス、NGO、政府、メディアの中で信頼できる組織は、との調査だ。本来はMediaが一番高くないといけませんが、結果はビジネス、つまり企業への信頼度が勝っているようですね。

また27か国対象の調査の中で、18か国が「政府よりも企業を信じる」との回答が多かったのも合点がいきます。
確かに、数年に一度しかない選挙でしか、政治には自分の意思を投じにくい。一方で、企業へは単純に消費をするという行動だけでも、自分の意思を投じることができる。政治より、企業のほうが人々には身近なのだ。
だからこそ、「企業が何を目的としているのか」「信頼できるのか」「応援したい会社なのか」が、消費者やユーザーにとって重要になってくるということですね。それがいわゆるPurposeなんだと、今 理解をしています。

加えてPurposeはMissionよりも広義で、社会にどんな良いインパクトを与えられるのか、三人称的視点がより前面に出てくる言葉です。そのためには、NGOやNPOと連携をすることもあるでしょうし、1社だけでなく他企業と協業することも必要かと思います。

サイモン・シネックが「How Great Leaders Inspire Action(優れたリーダーはどうやって行動を促すのか)」などの講演で話すリーダーシップ理論のゴールデンサークルは、まずは「なぜ?」。次に「どうやってやるのか?」。最後に「何をやるのか?」と投げかけています。売上や利益は結果に過ぎない、とも。
売上を上げるためにモノを作り、それをマーケティングで展開しても真の意味でのファンはできないってことですね。

すべて Why → How → What の順序で、インサイドアウトするのだ。

最後に、この分野で社会にとって「公益がある」という会社に与えられる世界標準の認証機関であるB-corpから認証を受けている企業は世界で2,600社以上あるのに対して、日本はたったの5社。この認証の認知度も日本ではほぼゼロ。メディアも積極的にこういったことを取り上げないため、一般的に伝わっていかないのかもしれません。

すでにパタゴニヤやアディダス、ユニリーバは先行しています。僕たちの会社のような小さな組織であっても、もっと言うと個人であっても、Purposeが求められる時代。企業、個人、地域がそれぞれPurposeを求めていかないと、サステナビリティが実現できないということだと思います。

ひとりで長く時間を過ごす隔離期間のおかげで、いろいろ気付きがありました。

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アジアで働く社長のブログ~
アジア9の国と地域(シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン、香港、台湾、中国、インド)にて人材会社REERACOENを経営。06年リクルート入社。10年より海外法人にて駐在(上海、蘇州、天津、大連、バンコク、ホーチミン)。15年より現職、マレーシア在住、