世界の中心で金と叫ぶ人たちの思考
世の中の人たちはお金がどういうものか本当の意味で理解しているだろうか。たぶんお金というものの本質を理解していないのかもしれない。
あなたは「お金とは?」という問いに答えられるだろうか。
もちろんお金があったほうが幸せになる可能性は高いだろう。しかしお金を使ってはじめて幸せに近づける。お金を銀行に預けて残高を毎日チェックして幸せになれるだろうか。
中にはなれるという人がいるかもしれない。そういう人はこれから下に書いてあることを読まないほうがいいかもしれない。
まずなぜ世の中の人はお金を大切にするのか。これは様々な著名人の方が細かく説明しているし、様々な書籍に書かれているので割愛させて頂くが簡単にまとめると
【お金は何かと交換するためのツール】
このことだけ理解しておいて頂きたい。
そして世の中は全て物々交換によって成り立っていることを理解している人がとても少ないと思う。
例えば、商品を売るとは、その商品と商品の価値分のお金と交換することだし、給料とは自分の能力や時間とお金を交換すること。家賃とはその空間とお金を交換すること。
先程も書かせていただいたが【世の中のすべては物々交換】なのだ。
この言葉はとても厳しい言葉かもしれないがそれ以上でもそれ以下でもない。
言ってしまえば、自分の能力だって物々交換だ。知識を得ようとすれば自分の時間と情報の物々交換だし、人脈を広げるときも物々交換。
誰もが平等に持っている時間を何と交換来ているかを一度考えてみたほうがいいかもしれない。
生まれて何も持っていない自分が唯一もっているものとは『時間』であり、この時間の物々交換からすべてが始まる。
では次になぜ同じような性能のものが高額で売れるのだろうか。なぜ同じ時間を費やしているのに交換できる物の価値がこれほどまでに違うのだろうか。
このことを私なりに考えてみた。
それは高額なものになればなるほど、モノの価格よりも体験に価値がでる。
例えば
「ハイブランドのバックを持っている私」
「ハイブランドの時計をしている俺」
イメージするだけでよだれが出てきてしまうかもしれない。これはこのブランドが価格を下げないから【この価格で購入できる私】という体験に価値をつくっている。
またライブなんかでもそうだ「A席」「B席」となるのに一番いい席は「S席」だったりする。同じ空間の中でも待遇されているという経験に価値がでている。あとはボクシングもそうかもしれない。ランキングで「1位」の上にチャンピオンがいる。これも1位から下とチャンピオンは別格だと伝えたいのかもしれない。
今あげたものはモノや立場の価値よりも体験に価値があるケースではないだろうか。
逆に品質のあまりよくないものを高く買ったときには自分が選んで買った。自分で選んだのだから心配はしたくないと思い込み自分で価値をつくろうとする。ある意味を相乗効果なのかもしれない。
正直、この価値については私なりの考えがまとまっていない。いろいろな発信や行動をしていく中で「価値」についてまとまったときに改めて発信したいと思う。
世の中のもの全ては信用で価値が決まるといってもいいかもしれない。その信用が物体化しているものが『お金』であり、信用がなくなった時点でお金がお金の意味を果たさなくなる。
この感覚ってとても難しいと思うが過去の出来事や時代の流れを見るといかにお金というものが信用に左右されているのかが分かると思う。
この事実を理解すはじめるとお金を貯めるということの意味が変わってくるのかもしれない。現に私は少しずつだが変わってきている。
そしてさらにもう一言お伝えさせて頂くと「お金持ちの定義」についてだがお金持ちとは「お金を持っている人≦お金持ち」となることはお分かりになるだろうか。
もちろんお金を持っていること自体はお金持ちの要素の一つだが「=」ではない。ではお金持ちとは何だろうか。
お金持ちとは【多くのお金を動かせる人】になってくる。要は社会的信用を多く持っている人がお金持ちと言えるのではないだろうか。
今日も価値について考える、まつでした。またね。