堀江貴文さんの「時間革命」を読んでみた。

「Time is Life」堀江さんは冒頭で時は金なりではなく、時は人生だと書かれている。確かに時間がなければお金は稼げないし、時間を使うからこそお金を稼げる。この考え方はことわざになったように間違えではない。しかしその前提としてお金の前に自分の人生だよ!ということがTime is Lifeの言葉の由来だと思う。なぜお金がほしいのか。なぜお金を稼ぐのか。生活や人生を豊かにするためではないだろうか。このことを忘れている人が多すぎる。

この言葉に続く言葉が「時間は2種類しかない。自分時間か他人時間が」そして他人時間で生きること=お金を稼げるにはならない。逆に自分時間で生きている人のほうがお金を稼げていることに気づいているだろうか。

友人と話しているときによく言葉に出るのは【シンプルじゃない】って言葉なんだけど、まさか本書の中に同じ言葉が出てくるとは思わなかった。
「シンプル」この言葉はシンプルなんだけど様々な意味をもつ素敵な言葉だと思う。発言や行動がシンプルな人とはずっと付き合っていたいし、シンプルじゃない人とは付き合いたくない。最近よく思うのがシンプルではない人はテイカーなのかも?と思う。(テイカー=takeする人=取る人)テイカーは、人から取るために裏のある言葉を使うことが多い。その言葉にシンプルさを感じられないのかもしれない。
だからこそ「真実や価値のあるものは、いつだってシンプル」なんだ。

そして本書に出てくる言葉「コアバリュー」自分は何がしたいのか何が得意なのかを自覚することが時間をうまく使える人間らしい。確かに私自身は正直にいって器用貧乏だと思うし、自分が納得しないと任せられない。現状としたは知識を蓄える意味でなしではないと思うがやはりその道のプロと比べると劣ることもわかる。であればこの人には頼れる。頼りたいという人材を作り頼ってしまったほうが間違いなく自分の時間を過ごせるはずだ。
そしてそのことを本書では「時間貧乏」と言っている。

「食欲・性欲・睡眠欲という最高のツール」
本書でも書かれているがこの3つの欲求だけはいくら満たしても時間が経つにつれて欲するツール。誰でも欲していて誰でも幸せに感じることができる、この3つの欲求を満たすために行動しているだろうか?我慢していないだろうか?この欲求を満たすことができれば幸せを感じることができるのに。

私も会社員だった頃は会社のルールで動いていた。納期や工期、上司の指示全てに対して対応してた。しかしこの行動がどれだけ無意味か今になれば分かる。例えば仕事をお願いした人がミスをして工期が間に合わないとする。これを無理やり間に合わせようとすればどこかにシワ寄せが来て誰かの負担が大きくなり、うまく歯車が回らなくなる。失敗しないように動くことは前提だが失敗したあとは受け入れた上で行動したほうが意外とうまくいく。
「川の流れに逆らうな」という言葉だ。

結局のところ「自分時間」で生きろと言うことを様々なパターンで紹介されている。
仕事においてもプライベートにおいても食事や睡眠や言葉に至るまで、すべてのことに対して自分時間で生きる。その生き方をするからこそ他人の時間を奪ってはいけない。
好きの反対は嫌いではないように、自分時間を生きる=自分時間を他人に押し付ける。にはならない。
自分時間で生きるからこそ他人の時間を奪ってはいけない。これが自分時間で生きるためのマナーである。世の中のすべての人が川の流れに逆らわずに生きていれば全てがスムーズに流れる。
世の中で起こってしまったことに対して自分がどれだけ考えようが受け入れるしかない時が数多くある。、そんなときこそ流れに身を任せる覚悟をする。本書の言葉を借りるなら「ノリのよさ」という言葉となる。やってだめなら仕方がない。

最後の章に「自信」という言葉がある。
自信とは他人と比べたときの自己評価にすら過ぎない。上を見れば上はいるし、下を見ればいくらでも下がいる。結局のところを自分の気持ち次第でしかない。

自分以外の人間のことなんて気にせず、自分時間で生きることが大切で人生を豊かにする。

【今を幸せに過ごせないやつが将来幸せになれるはずがない】

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