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ピーター・ティールさんの『ZEROtoONE』を読んでみた

どうも!優しいサイコパスのまつです!
今回は、独り言ビジネス本の要約です!

今回読んだビジネス本はピーター・ティールさんの『ZEROtoONE』です。

冒頭からのめり込むような言葉。
『今までのやり方をしていたら企業に未来はない。新しいこと、試されていないことこそ「ベスト」なやり方』この言葉はビジネスを学んでいる人にはかなり衝撃的な言葉だと思う。

だってビジネスで成功したいなら「TTPM」「守破離」「ベンチマーク」という言葉からはじまる。
でも本書は真逆のこと日からはじまる。
そしてそれを可能にするものこそが「テクノロジーである。」テクノロジーは奇跡を起こす力がある。

ただ、今の日本や世の中の風潮として変わらないことが正義であり、やらないことが美徳だと考えられている。
本書では『賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?』という問に対する答えに『世の中のほとんどの人は◯◯を信じているが、真実は◯◯の逆である』
これが答えであり、未来軸を考慮して伝えると『世界が今と違う姿になっている』ことが本質だ。
そして私たちが見るべきモノは「今」ではなく「未来」である。

PayPalがあるシリコンバレーの過去の話から様々なことが学べる。
その中でも当時バブルが起き崩壊から4つの大きな教訓を学ぶ。それが今だにビジネスを考える時の大前提となっている。

①少しずつ段階的に前進すること
②無駄なく柔軟であること
③ライバルのものを改良すること
④販売ではなくプロダクトに集中すること

しかし、ピーターティールは逆のことを考えている。
それは
①小さな違いを追いかけるより大胆にかけた方がいい
②できの悪い計画でもないよりはいい
③競争の激しい市場では利益が消失する
④販売はプロダクトと同じくらい大切だ

世の中が思っていることは失敗からの教訓であり、間違いではないこと明らかでだ。だからこそスタートアップや世の中の企業を評価する時には指標とさせている。
でもピーターティールが言っていることも分かる。人と同じことをやっていてはピーターティールくらいの成功はできない。

俺は何を目指しているかによるっていう解釈をした。

そして企業として大切なことは完全競争と独占であり、世の中に認知されているほとんどの企業は独占を目指しているし独占市場を持っている。
しかし打ち出し方は真逆らしい。

このことについては大した問題ではないのだが、問題は私たちがこの競争の中に入る時だと本書には書かれている。
もしあなたがレントランをオープンするとしてイギリス料理をモチーフにしたら競争相手はいないのではないか?独占できるのではないか?と考えるだろう。
一理あるけど、世の中そんなピンポイントで検索はしてくれない。独占市場だと思っているのは自分だけだって話。

だってそうだろ!?ランチやディナーを探す時にはやっぱりランチやディナーって探す人のほうが断然多いんだからさ、ピンポイントで検索する人とどっちが多いかってことだよね。
そんな当たり前のことだって自分がやろうとしたら気付けなくなるのが現実なんだろう。

なぜ、独占が重要なのか?
それは利益につながるし、未来利益の予測をしやすくする。今、利益を出している独占できていない企業と今は利益が出ていないが独占できている企業とではどちらが長期的に企業が存続する可能性が高いだろうか?この問が全てである。

独占できていない企業は他社との競争は避けられずお互いに体力を削ることになる。お互いにメリットがない。

しかし独占している企業は争いすることもなくサービスや商品を認知させることに注力することが可能になる。

独占企業の特徴として本書に5つまとめられているので共有。

①プロプライエタリテクノロジー
根本的な優位性であり、2位と10倍以上の差がないと成り立たない。10倍優れたものを作るにはまったく新しい何かを開発することがいちばん。

②ネットワーク効果
参加する人数が増えれば増えるほど効果がでるビジネスモデル。しかし増えないと成功し得ないモデルとも言える。初期段階では市場が小さいところからスタートするしかない。

③規模の経済
独占企業は規模が拡大するほど、メリットがデカくなるモデルにすることが理想となる。
規模拡大に伴い経費が同じくらいあがるようなものでは独占は難しい。

④ブランディング
ブランドから始めることは危険である。ブランドとは培ってきたものの上にできる(つくる)モノであり、何もない状態からつくるものではない。

以上の4つが独占企業の特徴であり、独占企業になるためのポイントとなる。
その上で破壊しないことと最後に参入することがいいと考えている。

そして私たちがもっとも気になる部分にも触れている。
それは『成功は実力か?運か?』という問題だ。
世の中では運やタイミングがほとんどであるという言葉をよく耳にするが、本当にそれだけなのだろうか?それだけなのであれば、現在、何度も成功を収めている人たちに対しての説明がつかない。そう述べられており、確かにその通りだと思う。

ここに対して私なりの考えが2つあって、運を手繰り寄せる方法と基礎能力だと考えている。
私の考えについては別の機会にでもお伝えできればいいと思う。

企業が成功するポイントとして長期計画ということも書かれており、確かにその通りだと思う。その反面、その長期計画が立てられる人があまりにも少ないこと、そしてその長期計画を理解できない人が多いことも事実だと思う。

そしてこの長期計画の中で重要視するべきことがべき乗則だという。
『べき乗則』実はよく分かってなくて調べたんだけど、「自分と同じものをかける操作」をべき乗っていうらしい。
なんとなく理解できたんだけど、説明できないから気になる人は自分で調べてみて!

要はその分野や商品やサービスにおいて、上位数%が全体の大半を占めている。パレードの法則とかもこの考えに含まれるとか。
だからこそ独占することに価値がある。そして独占できない場合のほとんどは周りと差がなく価値がないと思われる可能性がある。

さらに面白いのが、好きなことは100時間集中すれば、将来どうなっているかが分かるというもの。
本来であれば10,000時間の法則とかあるけど、100,000時間かけようが100時間かけようが結果は2倍程度しか変わらないというのがべき乗則。

最低、100時間は死ぬ気でやってみろってことだろうね。

次にビジネスには欠かせないセールスやマーケティングについて書かれている。
個人セールスでは直接ターゲットに刺すことかできる反面、全てのターゲットを訪問することはできない。
とはいえ、広告宣伝ではピンポイントにターゲットに届けることができないため広告宣伝費用が莫大になりやすいというデメリットがある。
このバランスは扱っている商品やサービス内容、LTVなど総合的に考え決定する必要があり、一概にどの業界はどうと決めることはできない。

そしてそもそもビジネスをスタートする上で大切なこともまとめられており
①エンジニアリング
②タイミング
③独占
④人材
⑤販売
⑥永続的
⑦隠れた真実
この7つのうち一つでも過ちを犯していると会社を破綻させるには充分である。

私自身、事業をやっているしビジネス系の教育にも携わっているがメチャクチャ為になるし、即実践で使える。
みんなもぜひ読んでほしい一冊だ。

そして本書にも書かれているが経営者は世の中の分布において両極端を経験することが可能だし、その覚悟がなければ経営者にはなれないのかもしれない。だからこそ一般的な山形の分布ではなく谷型の分布になる。

ゼロイチをすることが経営者の醍醐味であり仕事である。そのことを認識できずに目先の成功を目指しベンチマークだけして事業をつくる人か多いのも事実だ。
これは冒頭でお伝えしたように目的の違いだからどっちがいいとか伝えるつもりはない。
でも自分で経済圏を握ったのであれば一度はチャレンジしてもいいかもしれない。



最後まで読んでいただいてありがとーござい「まつ」。

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でわでわ!まつでした。またね。


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