西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」を読んでみた

なぜこの本を読もうかと思ったきっかけは、最近西野さんの動画を聞くことが多く、その中で西野さんが「そんなん3年前に革命のファンファーレで書いとるよ」って言葉が耳に残ってどんなもんかと思ったことが本書を読むきっかけになった。

冒頭では「クラウドファンディング」とは。「お金」とは。「信用」とは。「オンラインサロン」とは。みたいな西野さんのトークや本を読んでいれば当たり前に書いてある言葉が並んでいる。

そしてやりたくないことはやらなくていいと書いてあるがただ単純にやらないのではなくてやらなくていい環境をつくってやるな!ということなのだ。それがよく西野さんが言っているで少し先の将来を強引につくっているという言葉の根源なのだろう。
そして多分だけれども西野さんは世の中のすべてのことを数字化して判断してあるのではないだろうか。
お金も経験値も信用、知名度や知識。全てにおいて数値化したそれぞれの世の中必要度的なもので掛率を変えて、それぞれの足し算や掛け算で数字が多いことを優先的に行うようにしているような感覚にとらわれた。これは私の感覚なので実際のところは分からないんだけどね。

話を本書に戻そう。
なぜお金がかかり金額が上がるのかを本書では競い合うからだと書かれている。間違いなくその通りだ。希少価値の高いものや人気があるものには全て素晴らしい金額がつけられる。この壁をぶち壊したのがインターネットとも書かれている。

「試食×インターネット」
試食コーナーなんかは10人に1人買ってくれれば元が取れるものらしい。そこにインターネットを掛けることで一人分のコストで1億人に配布できてしまう。これは確かにその通りだと思う。
これが「試食×インターネット」の大化けした原因だと言う。それを『絵本えんとつ町のプペル』で使ったのだというのだが正直、その頃の私はキングコング西野さんもえんとつ町のプペルも全くもって興味がなかったので知らない。ただその頃にそんなことを考えていたこと自体はとてもすごいと思う。

人が動くのは「確認作業でしかない」という言葉は人としての根本の行動なのかもしれないと思った。私を含め人間とはそもそも弱い生き物なんだ。変化を恐れるし、新しいことにはなかなか挑戦できない。だから知っていることを本当に合っているかな?という確認作業でしか人は行動しない。
だからこそ本書では「作品の無料化」は有効であり、実力がある人の作品が売れる。今までの実力を隠して作品を売る時代ではなくなった。実力がわかるからこそ買うという構図になってきていることを西野さんの行動で証明しているわけだ。
そしてなぜこの行動ができるのかというと絶対的な自信があるからだろう。この自信とは作品のクオリティだけということではなく、それだけ自分はやっている。これでダメならもっとやればいい!みたいな感情を私は感じる。

世の中の人は、自分の作品に自身を持っているとはどれくらいいるのだろうか。綿期の肌感では20%いるかいないかくらいのイメージである。その20%の人たちのことを私はもれなく【変態】と呼ばせて頂いている。

すっかり忘れていたがこの本は「現代のお金と広告」の本だった。
この時代のお金の定義は、昔と変わってきているし、お金の本質にもみんなが気付き始めていると思う。だからこそものの売り方が変化している。
本書では様々な実体験を元にお金と広告の方法が分かりやすく書いてあるので一度読んでみてもいいと思う。お金について、あまり考えたことない人、お金の奴隷さんは特に読んだほうがいいだろう。お金に対する価値観が変わるかもしれない。

そしてキングコング西野さんが行っているプロジェクトに「しるし書店」というものがある。どういったものかは本書に書いてあるので説明は省略させてもらう。
私は本を読みながら本に印をつけない。その代わりではないが、その時なにを感じ何を思ったかをnoteにまとめてみたら楽しいかなと思ったことが私がnoteを始めた一つの理由でもある。

最後に私が思うキングコング西野さんのイメージの話だが、天才でも努力の人よりも理論と経験の人のほうが私はしっくりくる。
全ての行動が理論と経験に基づいている

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