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人前でうまく話すコツ:真のYesBut

「イエス・バット話法」は、対話において相手の意見を尊重しつつ、自分の視点を効果的に織り交ぜるための優れたコミュニケーション技術です。この方法の鍵は、単に技術を使うのではなく、相手との真の理解と関係構築に利用することにあります。

【補足説明】:イエス・バット話法は、対話において相手の意見を受け入れつつ、自分の意見を説明する方法です。相手の意見を尊重しつつ、良い関係を築くために役立ちます。

例えば、お客様に向けて、最新のノートパソコンの見積もりを提出したときに、相手から「これはちょっと高いなー」と言われたとしましょう。

もちろん、このパソコンは高性能であり、リモートワークや業務の効率化に最適な仕様だったので、一般的な反応かもしれないが、ここでの対応が重要なポイントになる。

「その通りです。しかし、このパソコンの高性能さを考慮すれば、生産性の向上が期待でき、長期的にはコスト削減にも繋がります」と間違っても、お客様を説得してはいけない。

ここで行うことは、「確かに価格は高いですね。ちなみに、何と比べて高いと感じられましたか?」と質問すれば良い。

【補足説明】:この段落では、お客様の反応に対する適切な対応方法が説明されています。相手の意見を尊重し、比較対象や理由について質問することが大切です。

これにより、お客様は比較対象や予算、ニーズについて考えることになる。

お客様が「デスクトップと比べると…」と返答した場合、さらに質問を重ね、「なぜ今回はノートパソコンを選ばれたのですか?」と尋ねていく。

【補足説明】:質問を通じて、お客様がなぜノートパソコンを選んだのかを理解しようとするアプローチが示されています。

この問いかけによって、お客様は自分自身のニーズを再考し、「リモートワークで使えると便利だから」という結論に至るのである。

ここでのポイントは、お客様を説得したのではなく、お客様自身が自分のニーズに基づいて納得し決断したことになります。

【補足説明】:最終的にはお客様が自分のニーズに合った選択をすることを促すことが目的です。

相手の意見を尊重し、質問を通じて自己解決へと導くことの大切さ。価格だけでなく、価値を見出す視点がビジネスにおいて、とても大切であることが分かります。

【補足説明】:相手の意見を尊重し、質問を通じて共感し、最終的には相手が自分の意思で行動することが重要なメッセージです。

ポイントを改めてまとめてみると

相手の意見を肯定する: まずは相手の発言を受け入れ、理解を示すことで、信頼関係を築きます。これは相手に安心感を与え、よりオープンに意見を共有する土壌を作ります。

質問を繰り返す: 相手の意見に対して探求的な質問をすることで、対話を深め、新たな洞察や視点を引き出します。質問は相手の思考を促進し、より豊かな対話へと導きます。

自然な流れで意見の違いを導く: 質問を通じて、相手に異なる視点や解決策を自然に考えさせます。このプロセスで、あなたの考えもさりげなく提案できます。

【補足説明】:これらのポイントをまとめると、相手の意見を尊重し、質問を通じて対話を深めることが成功の鍵です。

「イエス・バット話法」は、相手の声を真に聞き、互いの理解を深めるための架け橋です。この手法を用いる際には、心に優しさと誠実さを持ち、相手との関係を大切にすることが肝心です。

この手法を使っても上手くいかないんだよーって言う方がいたら、きっとそれは売ろうとする気持ちや、焦りの気持ちがお客様に伝わってしまっている気がします。

そんなときは、自分が発言するときにチョットだけ間を開けるように「3秒」数えてから自信満々に発言することを試してみてください。

私の今回のお話が、皆さんにとってお役に立てますよーに。

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