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日本人の大多数はダイバーシティの意味を誤解している

2015年にダイヤモンドオンラインで連載された『日本人の大多数はダイバーシティの意味を誤解している』。

ダイバーシティに対する社会的な意識が一層高まり、その状況を可視化することが求められるようになった今、企業側に対する視点だけでなく、改めて顧みるべき働く側の態度についても書かれています。

▼第1回 日本人の大多数はダイバーシティの意味を誤解してい


▼第2回 ダイバーシティ=身勝手が許される、と誤解してはいけない https://lnkd.in/gpQvCkm9
▼第3回 曖昧な態度では議論で埋没する!発言は「私は」で始めてみよう https://lnkd.in/gVYCUqZH

筆者は「ダイバーシティ」を、性別や年代、性的嗜好などのラベル化に基いてその偏りを無くす取り組みではなく、「多様な視点を経営に活かすこと」であるとしています。

すなわち、ある方向からだけみたら「真っ白いコップ」である物体が、違う場所(視点)から見ることで持ち手や絵柄の存在を認知することができ、より正確にその物体(柄付きのマグカップ)を認識することができる、そしてそれを企業の「問題」に置き換えるとその把握と解決が適切かつ迅速に行なわれる、という意味で経営の品質が高まるというのです。

そして、その"視点"を提供するのが従業員の果たすべき役割なのであり、それは自らの都合や好みに合った"多様な働き方"が認められるべきだ、という権利意識を振りかざすことではなく、一つひとつの問題に対して「私はこう思う」という自分の意見を明確に表明することこそ、ダイバーシティ経営における従業員側のあるべき姿勢だということです。(もちろん、それができるよう組織の心理的安全性確保するのはマネジメントの責任)

ダイバーシティを目指す企業、ダイバーシティな組織で働きたいと願う被雇用者の双方にとって、改めて振り返るべき重要な"視点"であると感じました。

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