よく見かける「本当のわたし」
「本当の自分」「本当のわたし」
よく聞くフレーズだ。
これって、「どんな記号が自分に合うか」の選定のように思える。
でも、「わたし」は常に変わりゆくもの。
「本当のわたし」を見つけたと思っても、実はそれは一時的なものだったり。
ここに身体がある。
それはあなたの身体。
(実は身体は存在していない、みたいな哲学的な話は置いておく。)
「わたし」は何歳で、こんな見た目で、こんな性格で、こんな仕事をしていて、こんなことが好きで、、、などの「記号」の中だけを生きるのではなく、最後は身体性に戻ってくることが大事だと思う。
ここで言う「身体」は、筋肉がどれくらいついていて、世間では痩せている/太っているとされて、顔のパーツがどうで、っていう話じゃない。
「身体」の内部の言葉にできない何か。
内部から来ると同時に、外部から来る何か。
それを感じていく。
それは「本当のわたし」であって「本当のわたし」でもない。
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