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コロナ禍で実感しづらい「新たな人との新たな出会い」

ちょうど1年前の今日は、大阪城天守閣横のコンプレックス「ミライザ大阪城(MIRAIZA OSAKA-JO)」で開催された「関西特許研究会(KTK)」の定期総会・忘年会において、スペシャルゲストとして登壇していました。

コロナ禍の現在、講演のほとんどがオンライン形式となってしまいました。聴衆の皆さんの反応がわかりにくいので、周囲の方々の挙動を見ながら講演・講義の手法を工夫してきた立場からすると、もどかしいところがあります。今年は最新刊『ロボジョ! 杉本麻衣のパテント・ウォーズ』(楽工社)を上梓しましたが、講演会場などの現場を活用した販促はほぼ不可能ですし、本の評価や評判も、ネットの書評以外はなかなか耳に入ってきません。

交流の機会も味気ない「オンライン懇親会」ばかりです。わざわざ会場に足を運ばないでよいというメリットはあるものの、やはり、「心と心が通じ合う」という実感が得られにくいように思います。もちろん、元から親しい人であれば、意外に馴染めます。しかしながら、初めてお会いする方については、「お知り合いになった」という感覚を持つことが容易ではありません。名刺交換もバーチャルでできるようにはなりましたが、「新たな人との新たな出会い」を実感するのは難しいように思います。

今後、DX(デジタルトランスフォーメーション)により、すべてがデジタルで置き換わると話されている方もいますが、この「不足感」を乗り越えるのはなかなか大変なように思います。リアルとバーチャル、オフラインとオンラインとを適切に使い分けるワークスタイルやライフスタイルを普及させながら、長期的にこの「不足感」を乗り越えていくことになるのでしょうか?


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