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「いいね」や「リポスト」すら、ハイリスクな時代になる?

気軽に物事を投稿できる時代になって、それなりの時間が経過した。

誰でもどこでもいつでも、これはとても便利なことであるし、情報が大衆のものになったということ。

それにより、多くの恩恵がもたらされたり、一般人のクリエイティブさが発揮できるような場も増えてきた。

これはこれでとても素晴らしいことであるように感じる。

しかしながら、リテラシーのない投稿もかなり多く目立ってきている。

そして、プライバシーなどあってなきが如くのようになってきているようにも感じる。

最近ではニコニコ動画関連でハッキングによって晒された情報も、簡単に拡散してしまうようになった。

その情報源を探り当てた人が、一度でも場所ややり方を示すと、多くの人がこぞってその情報に群がる。

「いいね」や「リポスト」をすることでさらに注目が集まり、誰もが誰かのプライバシー情報にアクセスできて拡散させてしまう。

とくに注目された記事がより多く伝わるようになっているからこそ、実はとても危険な事になってしまっている。

都合の悪い情報だろうが、厳重に管理されるべきプライバシーの情報であろうが、見るに耐えないようなものですらおかまいなし。

情報を一般人に解放したことのデメリット面が、目立ちつつある。




行き過ぎた情報拡散に対して、被害を被る人や企業はどのように行動しているか。

それは、「いいね」をしたことや、「リポスト」したことについても訴訟をふっかけるというやり方をする事に。

何気なくクリックした事により拡散に協力したということで、それに対する損害賠償を請求ということになる。

悪気なく何となく無意識にやったからという事に対しても、全く容赦しない。

泣き叫ぼうが、破産しようが、無実だという主張をしようとも、裁判においてその行為に対し容赦しない事がスタンダードになるかもしれない。

それだけ情報の持つ力は強いという事。

もしかしたら、表示されたものをクリックした瞬間に、莫大な賠償金を当たり前に請求されるような事もあるかもしれない。

人が社会的に簡単に破滅するのが、当たり前になるようになるかもしれない。

ある意味危険すぎる社会。




もしこのまま多くの人のリテラシーが正されないまま時代が過ぎていったらどうなるのか。

おそらくそうなる前に、すべての情報に対する制限がなされて来る。

それによって情報が、今まで以上に伝わらなくなって来る。

事実だろうがデマだろうが関係なく、いっしょくたに制限するようになる。

しかしそれを打ち破ろうとする人が後を経たない場合はどうなるか。

情報に対する罰を設けるのが、当たり前になることもあるかもしれない。

アクセスすることすらも危険な行為になるかもしれない。

このことに対して、言論統制だと主張することすらリスクになる。

そしていずれは思考したことや思想したことそのものが厳罰化される時代へ。

完全に1984の世界。

もしくは、一般の人から完全に情報拡散する機能を取り上げて、沈静化する。

危険なおもちゃを子供から遠ざけるようにするというイメージ。

とはいえ、これがいまのまま本当になされるとは正直思えない。

一度世の中に出てしまった技術は、止める事ができないのだから。

果たして今後は情報に対して、どのような感じになっていくのだろうか。

まだまだ不確定でわからない事が多いような気がする。



ありがとうございました。

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