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決めつけによって、文章を読みとばしてしまう事に気を付ける

様々な情報が、文章を通して伝わる。

その中身は報告・連絡であったり、SNSのたわいもない文章や雑誌記事・新聞記事などであったり。

これらについて、始めの数行を進んだ段階でいらいらとしてしまうこともあるかもしれない。

誤字が発見されたり、自分にとって気に食わない単語や情報が入っていたりなど。

中には読み手のことを考えて文章が書かれていないこととして、読むのをやめてしまう事もあるかもしれない。

そして頑張って読み進めるものの、頭に入ってこないこともしばしば。

その時にはどのような状態になっているのか。

それは、読み始めた瞬間にその内容を決めつけてしまっている状態であるということ。




決めつけた状態で文章を読むこと、それはどのようなことなのか。

それは、思いっきりバイアスが入った状態で文章を読んでいることに他ならない。

例えば、会社からのお達しとして、何かルール変更による通達が流れたとする。

その内容はさておき、もし普段から会社に対して反発を感じている人がいたらどうその文章を読むのか。

まずはネガティブな印象がその人が文章に触れる前に生まれ、そのネガティブな気持ちのまま文字に触れる。

そして具体的な内容について、客観的に良い・悪いを判断する前に、前提として「悪いもの」というレッテルを貼る。

その結果、実はその文章が十分に内容を語っていたとしても、「片手落ち」のように不足を感じることもある。

実は文章には不備はなく、しっかりと読み取れていないだけ。

レッテルによって認識が出来ないようになっている、そのようなこともあるにちがいない。




書いた人が誰なのかという事一つで、大きなバイアスが生まれる文章たち。

お気に入りの人の文章ならさらっと頭の中に入るものの、ネガティブな相手の文章であったならば、なかなか頭に入ってこないこともしばしば。

そして、わずかでも心に引っかかる情報に触れた瞬間に、集中力が途切れてしまう。

そこからはすべて読んでいなくても結論を勝手に頭の中に想像し、ネガティブな表現とともにいらいらした状態のままとなる。

本当に読み解くべき内容が読み取れず、さらなる誤解を生じることになる。

もしかしたら、都合が良い情報しか認識できないため、全く別の話として自分の中に構築されるかもしれない。

その結果としてさらなるいら立ちやミス・理解不足に陥ることで、結果的に自分自身がさらに損をすることもあるにちがいない。

このように、決めつけた状態で文章を読むこと、情報を収集することにはリスクがある。

だからこそ文章に触れるときは、しっかりとフラットな状態で読み取ること。

決めつけをいかに排除して情報として読み取れるかどうか、読解力の差はもしかしたらバイアスの有無に大きく左右されるのかもしれない。



ありがとうございました。

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