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個人飲食店の始め方〜④出店場所と物件の見極め

昨日お店の定休日だったので1人で京都の「嵐山」にいってきました。
絶対に1人で行くところでは無いのですが、街中みたいにギスギスしている人や、
バタバタしている人が誰もおらず、幸せな空気が流れていていいリフレッシュになりました。

1人で来てる人いない。

ただ、次は絶対に彼女といきます。

早速ですが、本日は出店計画についての内容に触れていきたいと思います。

出店場所の選び方

僕らは相方の生まれ育った「地元」を出店場所に選んだのですが、
「地元」はかなり強みがあります。

そもそも出身校が一緒だったり、共通の知り合いが多く、
地元民の時事ネタも共有できるため、個人で飲食店を始める方にはおすすめです。
友達も飲み会で使ってくれます。

ただ、思った以上に飲食店出店が可能な物件が空いていないです。
空いていると思ったら重飲食(油を使ったりする飲食店)は受け入れてもらえなかったりします。

そのため、始めは候補エリアを2,3エリア出しておくことをオススメします。
また店舗物件に限っては、地域によってネットに情報が出回っていなかったり、
地場の不動産会社が情報を抱えていることが多いので、候補エリアの情報に強い不動産会社を、
根気強く幾つか回って見ることもオススメします。

出店場所が相応しいか調べ方

①人口統計データを見る
②店前交通量・通行量
※人通りは多いけど決まった人が通るオフィス街、住宅街より、
色んな人が通る場所の方が飲食店としては適しています。
③周辺マーケットの状況
※挨拶がてら周辺の飲食店を回って商品の金額や人の出入り、客層を見てみましょう。
④心理的な導線
※1本路地に入るだけでガクッと人通りは減ります。
⑤競合店
※③に類似しますが、競合店の状況は把握しておきましょう。
個人的にはこのタイミングで仲良くさせてもらうと後々かなりメリットがあります。

具体的な空き物件が出てきた際に見るポイント

■主に見るチェックポイント
・階数(空いている区画が何階か、1階がベストで次に地下、2階、、)
・前面道路が直線か
・前面道路が横断可能か
・前面道路の歩行者数と速度は適切か
・どちらの方角から店が見えるか
・店のどこが見えているか
・どのくらいの距離から見えるか
・看板の取り付け位置は見えやすいか
・看板の取り付け幅は適切か
・店頭に置き看板は置けるか
・袖看板はあるか、取り付けは可能か
・店頭間口はどのくらいあるか
・店頭の歩道に余裕があるか
・周辺に障害物はないか
・周辺及び同ビルのテナントは適切か
・入口は店の表と裏どちらにあるか
・入口は専用か兼用か
・入口に段差はないか
・入口が奥まっていないか
・店舗面積は適切か
・店舗の形は使いやすいか(長方形がベスト)
・建物が古すぎないか
・設備容量(電気・ガス・水道)は適切か
・店舗工事がしやすいか
・建物の建築・設備図面は入手できるか
・日陰になりすぎないか。西日は当たらないか
・家賃以外に費用が多くかからないか
・裏口があるか
前テナントの業態は何で、どんな理由で退去したか(重要)
、、、、、

めちゃくちゃ項目が多いですが、全てを満たしている必要は一切ありません。

次回で触れますが、個人的には半居抜き物件を見つけるor交渉することがベストです。

簡単ですが、今回はここまでです。

最後に

僕らも模索している点なのですが、知名度を上げることには力を入れていくべきです。

知名度がないと、飲食店はどうしても価格競争に陥ってしまい、
近隣の居酒屋がビールを安くしたら、自分たちも安くしなければいけません。

いざ外食に行こう!と思った時に、真っ先に頭に浮かぶ店にするための工夫を追求することが必要です。

もし高級志向のお店を出そうと考えておられる方は、
「希少価値があり、認知度がある」
という状況を作ることに注力してください。

「知ってもらえれば商品は良いんだけどな、、」
「誰も知らないけど、高度な技術を持っている」
これらは何も生み出すことができません。

例)モナリザ
モナリザの絵はある時、価値がバカ上がりしました。
美術館でモナリザが盗まれて、世界中にモナリザの絵がニュースで流れ、
世界に1つしかないのに誰もが知る絵画になったからです。

体験、イベント、広告、SNS、、なんでもいいので知っている人が多い状況を作り、
お店の希少価値を上げられれば、価格競争することなく、高級志向のお店でも、
勝ち上がることができます。
※高級店がランチが安いのはこのため

飲食店もどの仕事も大変だと思います。
夢や目標を決めたのなら、努力の量を見積もらない。
どんなに大変でも夢が叶うまで努力することが大事だと思っています。

僕も皆さんに追いつけ追い越せの精神でこれかも頑張っていきます。
共に頑張りましょう!!

「ビジネスに満塁ホームランはいらない」
by藤田田

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