見出し画像

行動して掴み取った人

私の過去の記事で、こんな記事があります。

こちらは、つまり、曖昧な演出助手の仕事はこんなんですよって紹介した記事です。

なんと!
その後急展開がありました。

この記事を読んで、実際にメールをしてきた若者がいたのです。
そのメールにはこんなことが書いてありました。
「はじめまして。〇〇と申します。私は将来プロの演出助手として生きていきたいと思ってます。そのために、橋本さんにどうすればプロになれるのかを聞きたくてメールしました。」

驚きました。

まずこの狭い業界で、プロを目指している人が未だにいるということ。
インターネットでプロになるために情報を集める力があること。
そして、実際に行動して連絡をとってみること。

実はこの連絡が来た時点で確信してました。

「この子は相当なポテンシャルを持っていて、且つ現状既に仕事ができる人だな」と。

20代の皆さん。
もし自分がなりたい職業があるとして、募集フォームがあるわけでもない、ましてや、その人情報を持ってるかどうかもわからない。そんな人に連絡を取ることができますか??

30代、40代の皆さん。
仮に今の自分にはそれができるとして、大学生である自分に、当時それほどの行動力や、知識、情報収集力がありましたか??

私の答えはNoです。

ですが、実際にどんな方かわからないので、何度かのメールのやり取りをした後、
一度zoomで面談をしてみました。
そこでの受け答え、自分の将来目指している方向性、意見など。演出助手でなくても、どんな仕事でもできる可能性のある方だなと確信しました。

さらに、一応仕事ぶりを見るために自分主催の舞台に演出助手補佐で入ってもらいました。その現場は対して大変ではなかったので、対してやることはなかったものの、要領の良さ、コミュニケーション能力には目を見張るものがありました。

これなら仕事を振れそうだ。

そう思い、私に来たものはどんどん振るようにしています。
さらに、自主制作舞台の演出助手には必ずと言っていいほど彼女にお願いしています。

そして、彼女は数々の現場で必ず結果を残し、次に繋げています。

これが【仕事】なのだと。

自ら行動し、結果を残し、次に繋げる。
次に繋げた先で優秀な場合、また仕事が舞い込んでくる。

どの現場でも
『絶対また呼ぶね』
こんな声をかけてもらっているのをよく見ます。

AIが発達し、どんどん仕事がなくなっていくと言われて久しい昨今。

待ちの姿勢になっていませんか?
自ら仕事を取りにいけてますか?
結果を残せていますか?

若者は失うものがない。
怖いものがない。
だからそんな行動ができるんだ。

そう思うかもしれません。
でも、きっと本質は同じなんです。

現状維持は衰退でしかない。

どこまで行っても努力し続けなければいけない社会ですよね。
しんどいですけど、でも、きっと好きなことだったり、目標があれば進める。

そんな気がしてます。

私もこの若者のポテンシャルに驚きながら、彼女の成長を楽しみに、
リスペクトを持って接していきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?