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(番外編)シンガポールでも兼業主夫~なぜシンガポールでは妻(ママ)が活躍できているのか~

皆さん、こんにちは!兼業主夫への道を邁進する兼業主夫パパです!毎回、共働き家庭の家事・育児が円滑にいくために夫(パパ)が実践したほうがいい事を紹介しています!いずれも私、兼業主夫パパが実践してみて確かに効果がある!と思うものを共有できればと思います!

今回は番外編という事でシンガポールネタを記載しようと思います。

私がイクメンから兼業主夫に大きく転換した時期がシンガポール赴任時代だでした。

私が赴任する時点で妻も私も日本でのキャリアは7~8年程度で、中堅として役割が期待される時期です。
その2年前には我々は第1子を授かり、子供一人の共働き世帯となっていました。

私は朝の子供の園への送迎、おむつ替え、土日の子供のお世話(主に公園に連れていく)などの、いわゆる”イクメン”パパでした。
そこから2年程度のシンガポール赴任期間を経て、日本に戻ってからは”兼業主夫”として日々生活しています。

私の中でシンガポールでの経験が兼業主夫への移行する契機となったといえます。

その経験とは、シンガポールでは会社内で女性が非常に活躍している事でした。同じ専門職でも、日本では8割が男性の職場でしたが、シンガポールでは逆に8割が女性でした。ほとんどの女性はNUS(シンガポール大学)やNTU(南洋工科大学)出身者で占められており、高学歴の女性が相当いました。管理職も当然のことながら女性が過半数を占めており、かつ、家庭や子供もしっかり持っている方が殆どでした。(正直、同じ業界で日本で上級管理職に昇進されている女性は、独身もしくはDINKSの方が殆どでした)

実際に世界経済フォーラムで出されている、シンガポールの女性の経済活動の機会(給与や役職などが指標)での世界ランキングは20位と日本の115位と比較して相当上位となっています。http://www3.weforum.org/docs/WEF_GGGR_2020.pdf (P12参照)

では、なぜ家庭を持つ女性が活躍出来ているのでしょうか?

男性がしっかり家事・育児を行っているからでしょうか?
もしくは、皆が定時で仕事が終わる環境だからでしょうか?

私は両方とも正解ではないと思います。

実際に、朝から夜まで仕事をしている女性は多いです。(実は子供が小さいママでも)

育児休暇の制度が充実しているのでしょうか?
これも異なります。日本は2年(最長3年まで)程度まで育児休暇の取得が可能ですが、シンガポールでは4か月程度です。

つまり出産後4か月に復帰しなければ仕事を失う可能性があります。そして時短というものもほぼ存在しません。

では、いったいなぜなのでしょうか?

なぜ?

私が考える一番の理由は、家事・育児のかなりの部分をメイドに外注しているからです。主に20%程度の世帯でメイドを雇っていますが、共働き家庭で子供が小さいうちや親の介護が必要な世帯ではかなりの割合でメイドを雇っています。

前に記事で紹介しましたが、国別でみても家事・育児の総時間に大きな差異はありません。


正直言うと日本で同じことは出来ません。外国人メイドを許容する労働制度(シンガポールではメイドの賃金がかなり安いです)も、メイドを住み込ませるスペースも、他人を家の中に入れることに対する抵抗感も、日本人には乗り越えるのが難しい壁になると思います。

さらに、そもそも食事を外食(主にホーカー)で済ませる文化です。子供には絶対に手作りを!という強要する文化もありません。

ですので、共働き家庭の1日のタイムスケジュールを比較すると下記のとおりです。

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労働時間がシンガポールの方が長くとれる点も大きなポイントです。毎日仕事をしなくても、この2時間でショッピングをしたり、ジムやプールにいったりするなど、ストレスを軽減させる各種アクティビティに充てることが可能となります。

家事・育児にあてるを減らすことにより、仕事や自己投資に時間を回せていることが非常に共働き家庭にとって強みとなっています。

私は、シンガポールでの共働き手法を、そのまま日本に持ってくることは出来ないと考えています。(理由は先述の通り)
しかしながら、いろいろと日本でも応用する点はあるのではと考えています。

そのためにも、世の中をいろいろと変えていきたいと思っています。

それでは今日はこの辺で!

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