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ストレングス&コンディショニングコーチのS&Cライフ(仮)

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ストレングス&コンディショニングコーチとして日常に思っていることをツラツラつづっています
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2019年1月の記事一覧

「プロ(チーム)をやめたらどうしよう」と悩んでいるトレーナーから考える不安の正体と準備

「プロ(チーム)をやめたらどうしよう」 以前とあるプロチームで働くトレーナーの方がそう言っているのをを聞きました。 「いつキられるかわからない」という不安。 やめた後、どういうカタチで働いていこうかという悩みだということでした。 誰もが未来への不安は持っていると思っています。 まずは、自分が何に不安を感じているのか、その正体を暴くことが大切だと思います。自分が何に不安を感じているのかわからずソワソワしていることってあるのでは?と。 明らかになったその不安をそのままにす

トレーニングをする機会は全選手に平等に与えられている

どの選手をいつ、どれくらい使うのかという選手起用はコーチングスタッフの仕事であり、SCの仕事ではありません。(この選手をココで使った方が良いということは絶対に言いませんが、この選手をこのくらい使ったらこういうことが考えられるということは言うこともあります) 選手はプレイタイムや起用に関して納得がいかない時もあるでしょう。それが、認められていない(承認されていない)というふうに感じてしまうこともあるのかもしれません。 しかし、全ての選手が納得できる状況というものはないんだと

チーム的ウォームアップという考え方

ホームゲームには友人や知人が観戦&応援にかけつけてくれています。非常にありがたいです!その中には同業者(トレーナー:AT,SC,PT,医療従事者)の方々もいて感想をいただくこともあります。観客のみなさんの前にOO2Kが出てくるのは、ウォームアップの時なので、アップに関して色々な感想をいただきます。「そういう見方があるのかあ〜へえ〜」と思う感想もあります。 NSCAのテキストにはウォームアップに関して、2つのアップが記載されています。「一般的ウォームアップ」と「専門的ウォーム

S&Cコーチとしての哲学をまとめると、自分の行動がハッキリしてくる。

セミナー講師をさせていただく時や新しいチームに入る時に「私はこんな人です。」ということで【S&Cコーチとしての哲学】を最初にお話ししてます。 哲学を作ったのは、マイクボイルのセミナーを受けた後でした。マイクボイルのセミナーの中で「哲学」が紹介されており、そうか、まずは自分の哲学をつくることが大切だなと強く感じました。そのことに気づけたことがこのセミナーの一番の大きな収穫だったのかもしれません。 哲学を作り始めたときから、大きく変わるものではないですが、言い回しが少し変わっ