トレーニングをする機会は全選手に平等に与えられている

どの選手をいつ、どれくらい使うのかという選手起用はコーチングスタッフの仕事であり、SCの仕事ではありません。(この選手をココで使った方が良いということは絶対に言いませんが、この選手をこのくらい使ったらこういうことが考えられるということは言うこともあります)

選手はプレイタイムや起用に関して納得がいかない時もあるでしょう。それが、認められていない(承認されていない)というふうに感じてしまうこともあるのかもしれません。

しかし、全ての選手が納得できる状況というものはないんだと思います。誰かがプレイしている時は必ず誰かがベンチにいるという状況はどのスポーツも変わりません。

バスケ(Bリーグ)で言えば1クオーター10分で、1試合40分。コートに立てるのは5人なので、全部で200分になります。例えばベンチ登録が10人で、均等にプレイタイムをシェアすれば、1人20分ずつの出場になります。

が、こうしたことは現実ではほとんど起こりません。

どのチームでも、誰が監督でも、必ずプレイタイムで不満を持つ選手は出てきてしまうものだと思います。平等ではないのではと思う選手もいるかもしれません。

しかし、トレーニングルームの中では「今の自分のパフォーマンスを向上させるための機会」は全ての選手に平等に与えられています。機会は常にそこにあります。

スポーツ選手にとってのメインはそのスポーツを行うこと。
トレーニングはあくまでも’’体力の向上’’であり、位置づけはサブです。
サブなんですが、体力の向上が選手のパフォーマンスを向上させることもあります。

S&Cコーチはコーチングスタッフとは違ったフィールドや目線で選手たちを承認できる存在になれると良いなと思っています。

「トレーニングを継続してなくてよかった」と思うことはなくても「トレーニングを継続しててよかった」と思うことはきっとあるでしょう。

トレーニングやりましょ。

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