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S&Cコーチとしての哲学をまとめると、自分の行動がハッキリしてくる。

セミナー講師をさせていただく時や新しいチームに入る時に「私はこんな人です。」ということで【S&Cコーチとしての哲学】を最初にお話ししてます。

哲学を作ったのは、マイクボイルのセミナーを受けた後でした。マイクボイルのセミナーの中で「哲学」が紹介されており、そうか、まずは自分の哲学をつくることが大切だなと強く感じました。そのことに気づけたことがこのセミナーの一番の大きな収穫だったのかもしれません。


哲学を作り始めたときから、大きく変わるものではないですが、言い回しが少し変わったり、内容も少しだけ変えたりしています。今現在、以下の【1】から【10】項目を大事にしています。できかなった日はやはりくやしいものですが、この【10】項目が行動として強化されているのを日々感じます。

【S&Cコーチとしての哲学】


【1】「自らの動作で自分の動きがより良くなることで自分が持つ可能性を信じることができる」を広げる
トレーニング、動作教育を提供することは選手が持っている可能性を広げることにつながると考えています。動きを通して選手自身もまだ気づいていない己の可能性を感じ取ってもらうこと。この考え方を広げていくことが大きな役割だと思っています。


【2】トレーニングで課題や問題、悩みを解決したい
「トレーニングを提供すること」が目的ではなく、「トレーニングを提供し、選手が抱えている問題や悩みの解決する」ことに本気で向き合います。


【3】その場にいる誰よりも体や心に対して真剣に向き合いたい
その空間にいる全ての人の中で一番、人の体や心に関して真剣に向き合いたいと考えています。毎日磨き続けなければならない姿勢になります。

【4】その場にいる誰よりもS&Cに時間を使いたい
チームの中で誰よりもS&Cに関して知識があることはそのポジションにいる以上当たり前のことだと考えています。また、知識だけではなく自分の体を動かす実践の時間を誰よりも多く持つことはより良い指導につながると思っています。

【5】全員と言葉を交わす機会を自らつくる
全員と話ができなかった日は、「ん〜〜。」という何か引っかかるものが出てきます。全員と言葉を交わす機会を自ら作ること。その積み重ねで人間関係、信頼関係が強化していけると良いなと思っています。


【6】「(チーム内に)苦手な人いますか?」
なぜかよく聞かれる質問です。答えは「いません。」理由は仕事だからです。その人の役にどうやったら立てるのかを考えていく中で「この人苦手だな、、」という思考にはなりません。全ての人の可能性の発見と向上に役にたてたら良いですね。そこが目標です。


【7】自分事にできるまで話を聴く
選手が何を考え、その考えがどこからきているのか、とことん話を聴きたいと考えています。どういう人間関係を作るのかは、いかに相手の話を聴くことから始まっているように思います。そして話を聞いた後は自分の意見を伝える。まずはトレーニングを指導する対象者のことをしっかり自分事として受けとめるまで話を聴きたいと思います。


【8】選手を患者にさせないための予防医学と健康教育
「怪我をさせない」「選手を患者にさせない」ここが最大の目標だといっても過言ではない、と考えます。急性、慢性どちらも防げるという強い意思を持って、戦略を立て、日々トレーニングを提供することに力を注ぎます。


【9】選手に提供する全てのトレーニングと言葉かけには明らかな意図があること
人の体や心はインプット(トレーニング指導や指導時の声かけ)で、その後のアウトプット(動作や姿勢)は変わってしまう、ということを頭にいれています。人の体や心を変化させてしまうトレーニングを提供するときに、なぜそのトレーニングなのか、なぜその声かけなのか全て説明ができることを心がけています。これはなかなか難しい。まだまだです。


【10】毎日、冒険をする
日々新しいことへチャレンジすることは自分の成長には欠かせないと考えています。今日できなかったことを明日チャレンジする。今まで継続してきたことを、勇気を持って捨ててみる。新しい世界に足を入れることは自分を次のステージへ引き上げてくれることにもつながると思っています。

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