目標に向かって
はじめに
この記事は以下の記事の翻訳となります。
Samyr Laine氏というと、多面的な成功ストーリーです。
作家であり、慈善家であり、ハーバード大学とジョージタウン大学ローセンターの卒業生でもあります。
アイビーリーグの三段跳び記録保持者、NCAAのオールアメリカン、そしてオリンピック選手でもあります。
現在は、Will Smith氏とJada Pinkett Smith氏が設立したマルチメディア・エンターテイメント企業であるWestbrook社の消費財部門であるGood Goodsの副社長を務めています。
陸上でも陸上以外でも、Laine氏は常に自分を追い込み、昨日までの自分と競争しています。
Measure What MattersでOKR(Objectives and Key Results)というフレームワークを知る以前から、彼は目標を持ち、結果にこだわり、自分の進捗状況を常に把握していました。
彼は、“自分はもともと目標を設定する人間”だと言います。
2000年のシドニーオリンピックに刺激を受けた彼は、オリンピックの夢を実現するために、戦略的に取り組み、考え抜かれた計画にしっかり従うようになりました。
このような理由から、Laine氏の目標設定は早い時期に始まりました。自分の行きたいところに向かって“綿密に道筋を立てる”ことが、自分にとって最良の道になることを彼は学んだのです。
道筋を描く
Laine氏はまず授業でスターであることを証明していた為、ハーバード大学への入学は "スポーツとは全く無関係 "でした。
しかし、1年生のときに陸上競技で、新種目の三段跳びを始めました。
彼の最初の目標は、ジャンプの飛距離を45フィートから50フィートに伸ばすことでした。
"大学では、自分がどの立ち位置にいるのか、どこへ行きたいのか、そしてアスリートとして、三段跳び選手として、そこに到達するために何をすべきかを理解することができました“
と彼は言います。
"特に陸上競技や三段跳びのように、1センチ単位が重要な競技では何が重要なのか図れることが私にとってはとても良かったです。“
スタート時と自身のビジョンの間の5フィートのギャップを埋めるために、Laine氏は戦略を逆算し、スピードと強さを向上させるための測定可能なアクションアイテムを構築しました。
"ビデオ分析からコースを描き、コーチと一緒に”これが私のゴールだ”と言うことができました。
"私がやっていたのは、OKRの設定でした。”
Laine氏は、NCAA選手権でオールアメリカンとなり、ハーバード大学ではアイビーリーグの記録を樹立し、世界選手権に6回、パンアメリカンゲームに2回、そして2012年のオリンピックに出場しました。
世界の舞台からウエストブルックへ
Laine氏が現在在籍しているWestbrook社は、OKRを活用してアーティストに活力を与え、映画やテレビで人々を楽しませ、ストーリーテリングを通じて人々に影響を与える、ダイナミックで新しいマルチメディア企業です。
目標を設定するのが好きなLaine氏は、Westbrook社で築かれている基盤と、目標と主要な結果のフレームワークを実行する若いチームの取り組みをすぐに理解しました。
アスリートと副社長とでは利害関係が異なりますが、”Measure What Matters”を読んで、目標を活用するための考え方や方法は大きい目で見ると同じだとLaine氏は認識しました。
"私はアスリートとして目標設定や意図的な練習に力を入れてきたので、それがいかに効果的なものであるかを深く理解しています”
とLaine氏は言います。
"目標設定がなぜ必要なのか、なぜ重要なのか、どのような影響があるのか、あるいは目標を設定しないことが個人や組織にどのような影響を与えるのかを、人々が理解できるような方法で教えることができました。”
OKRを導入する際、特に新しいチームや組織の場合には、幹部の賛同が必須であることをLaine氏は強調しています。
Westbrook社のCOO(最高執行責任者)であるGila Jones氏は、OKRsの導入を自ら主導しました。
"また、トップダウンでの賛同も得られています。”
と、社長、CEO、創業者、事業部長の全員が、目標と重要な結果を支持していることを強調しています。
"チームメンバー全員がOKRの価値を認めてくれたことは、非常に大きな力になりました。”
と彼は語ります。
チームや組織がOKRを導入することを決めたら、次のステップはコミットメントであり、これは新しい練習や習慣などを取り入れるとなると努力が必要となる場合があります。
"プロという設定においては、人々にとって新しい行動になります”
と彼は言います。
"努力が必要です。私たちはまだ、人々がOKRを頼りに意思決定を行い、時間の優先順位を決め、何を断るかを決められるようになるまでには至っていません”
オリンピックレベルのOKRの秘訣
目標は組織的なものだけである必要はありません。
Samyr Laine氏は、目標設定のプロセスを利用して、トラックの内外で個人として、またチームの一員として優れた成績を収めてきましたが、それには努力と一貫性、そして時にはちょっとした不快感も必要だと述べています。
新しい年を迎え、新たな意図や個人、仕事、組織の目標を持つにあたり、以下の原則を心に留めておくことが重要だとLaine氏は考えています。
✓ ”短距離走ではなく長距離走です。私は短距離走の方が好きですが。”
✓ "調整してください - あなたが思うほど厳格ではありません。"
✓ "自分に優しくしてください。"
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