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従業員エンゲージメントを高める10の方法と失敗してしまう3つの原因

従業員のモチベーションアップを図って生産性を向上していくことは、企業の利益アップに直接つながる重要なポイントです。

しかし、どのように従業員のエンゲージメントを高めていけばいいのかを体系的に学ぶ機会は少ないでしょう。

この記事では、従業員エンゲージメントを高める10個の方法を紹介。
また、メリットやエンゲージメントを高める方法が失敗してしまう3つの原因も解説します。

従業員エンゲージメントを高める方法を知って、会社の利益アップに貢献できる人事システムを作ることを目指しましょう。

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そもそも従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは、従業員がどれだけ会社に愛着を感じ、会社の利益のために行動しているかを表す指標です。

具体的にいうと、従業員エンゲージメントは以下の3点によって決まります。

・会社に愛着を感じて仕事をしているか?
・会社の掲げるビジョンや理念に共感しているか?
・会社の利益のために努力しているか?

従業員エンゲージメントが高い社員とは、すなわち会社に大きな利益をもたらす可能性のある社員のことです。

会社に愛着を感じ、会社の理念に共感した上で、利益を出そうと日々奮闘しています。

そのため、いかに従業員エンゲージメントが高い社員を育成できるかが、利益の出る会社経営のためには重要なのです。

従業員エンゲージメントと誤解されがちな言葉

ちなみに、従業員エンゲージメントと誤解されがちな言葉には、「忠誠心」や「従業員満足度」、「モチベーション」があります。

忠誠心は、絶対的な主従関係をさします。会社のために、無条件に全てを捧げる姿勢を意味する言葉です。

会社との相互関係の中で生じる、従業員エンゲージメントの考え方とは異なります。

従業員満足度は、社員が会社を評価する時に使われる尺度で、従業員エンゲージメントとは意味が違います。

また、モチベーションとは、仕事に対する個人のやる気をさすので、会社のために動くかどうかとは別の基準です。

従業員エンゲージメントは、会社と従業員との間の信頼関係の中で生まれる考え方だといえます。

従業員エンゲージメントを高める10つの方法

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従業員エンゲージメントを高める方法には、いくつもの方法があります。
ここからは、従業員エンゲージメントを高める方法として10つの方法を紹介します。

これからご紹介する、従業員エンゲージメントを高める方法を実践して、会社の利益に貢献できる従業員を増やしていきましょう。

従業員エンゲージメントを高める方法①|従業員に会社の目標意識を共有する

従業員に企業の目標意識を共有することで、従業員に「会社のチームの一員である」ことを認識させましょう。

そうすることで、従業員は会社や所属するチームに愛着を感じ、従業員エンゲージメントが高まります。
また、企業の目標を共有しておくことで、従業員が一丸となって、目標達成や業務改善の意識を育めます。
従業員エンゲージメントを高める方法②|コミュニケーションが取りやすい職場環境を作る

従業員エンゲージメントが高い従業員が多い職場の特徴は、働きやすい雰囲気や環境が整っている会社です。

たとえば、部下が上司に対して質問しやすい環境や気軽に相談できる関係性が、従業員エンゲージメントを高めます。
そのため、従業員同士がコミュニケーションを取りやすい環境を目指しましょう。
従業員エンゲージメントを高める方法③|適切なワークライフバランスを実現する

会社が従業員に対して適切な労働量や労働時間を課しているかが、従業員エンゲージメントを高める上で重要な要素です。
最近では、リモートワークで作業効率を高めて仕事ができる環境も増えています。
しかし、こなすべき「仕事量」ばかりにフォーカスしてしまい、結果としてオフィスワーク時よりも残業が増えてしまうことも。

どのような働き方でも、会社が従業員に対して適切なワークライフバランスを提供するのが理想的な会社です。
そうすれば、会社を辞めようと考える従業員が減り、会社の利益を考えて仕事をしてくれるようになるでしょう。
従業員エンゲージメントを高める方法④|従業員が納得できる人事評価制度を導入する

従業員エンゲージメントを高めるためには、公平な人事評価制度を導入するべきです。
人事評価制度には、360°評価や目標管理制度、コンピテンシー評価など様々な種類があります。

基本的に、全ての人事評価制度は従業員の目標達成度やパフォーマンス、やる気の3点を軸に評価していきます。
あなたの会社に合った人事評価制度を活用して、従業員エンゲージメントを高めていきましょう。
従業員エンゲージメントを高める方法⑤|従業員一人ひとりに合わせたフィードバックを行う

従業員の性格や強みはそれぞれ異なります。従業員エンゲージメントを高めるためには、面談や人事評価を通して、適切なフィードバックを行うことが重要です。

この際、形式的にフィードバックを行っても意味がありません。
それぞれの従業員を分析した上で、必要と思われるアドバイスをし、良かった点に関してはきちんと評価をしていきましょう。
このように、従業員一人ひとりに合わせた適切なフィードバックを行うことで、従業員エンゲージメントを効果的に高められます。
従業員エンゲージメントを高める方法⑥|会社でのヒアリングをもとに職場環境を改善する

従業員の意見を定期的にヒアリングする機会を設けることも重要です。

ヒアリングをして、従業員に共通する職場の悩みや不安を見つけたら、改善していきましょう。
そうすれば、従業員は自分たちの意見が反映されたことを実感し、会社に対しての意見をよりオープンに発言できます。
その結果、職場環境が改善し、従業員エンゲージメントが高まっていくでしょう。
従業員エンゲージメントを高める方法⑦|従業員が成長できる機会を積極的に設ける

若い従業員でもパフォーマンスしだいで昇進や昇給がある職場だと、従業員エンゲージメントは高まります。

また、立場に関係なく責任のある仕事を任せられる経験があれば、会社に対しての感謝や愛着が沸くでしょう。
このように、従業員に等しく成長機会を設けてくれる会社は、従業員エンゲージメントが高まりやすい傾向にあります。
従業員エンゲージメントを高める方法⑧|従業員が各チームに順応できる環境作りを行う

従業員が働きやすい環境作りができているかは、従業員エンゲージメントを高める上では重要です。

新しい従業員や若い従業員が打ち解けにくいチームだと、従業員がストレスを感じてしまうでしょう。
従業員が働きやすいチーム作りを心がけることで、従業員エンゲージメントを高めていくのが理想です。
従業員エンゲージメントを高める方法⑨|従業員に合わせた適切なトレーニングの実施

従業員の特徴や性格に合わせたトレーニングを、カスタマイズして実施することも重要です。

従業員の特性を伸ばせるトレーニングを実施すれば、従業員はトレーニングの効果を実感して、従業員エンゲージメントが高まります。
従業員とのヒアリングをもとに、適切なトレーニングを考えていきましょう。
従業員エンゲージメントを高める方法⑩|従業員のモチベーションアップを妨げる慣習は廃止する

会社によっては、古い慣習のせいで、従業員のモチベーションが下がってしまうこともあります。

例えば、意味のない残業の習慣や昇進の機会を奪うようなマネージャー層の固定化など、モチベーションアップの妨げになる習慣や企業体制などです。
従業員エンゲージメントを最優先するなら、慣習や習慣、古い体制は常にアップデートしていくべきでしょう。

従業員エンゲージメントを高められない3つの原因

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従業員エンゲージメントを高める施策をしていても、実際には従業員エンゲージメントが思うように改善しないケースもあります。

効果的に従業員エンゲージメントを高めるためにも、従業員エンゲージメントが高まらない原因を理解しておきましょう。

従業員エンゲージメントを高められない原因①|従業員の特徴や個性を活かせない職場環境

従業員の個性や特徴を捉えて、適切な教育や人事評価ができない会社では、従業員エンゲージメントを高めることは難しいです。

定期的な面談や人事評価を通じて、従業員一人ひとりに合わせた、適切な教育を行っていきましょう。
そうすれば、従業員エンゲージメントが高められるはずです。
従業員エンゲージメントを高められない原因②|従業員の成長の機会を奪う古い習慣や伝統

従業員が成長できる機会や環境作りをすることは、従業員エンゲージメントを高めるためには極めて重要だといえます。

会社に昔から残る伝統や慣習のせいで、とくに若い従業員の成長機会を奪うようなことは避けたいです。
従業員が会社に対して貢献したいと感じるような、定期的な改革や改善をしていきましょう。
従業員エンゲージメントを高められない原因①|会社のマネージメントが複雑で理解しにくい

会社のマネージメントが複雑で人事評価がわかりにくかったり、従業員からの意見が伝わりにくかったりすると、従業員エンゲージメントは高まりません。
会社が従業員たちの意見を取り入れ、透明性の高い人事評価を行うことで、従業員エンゲージメントを高めていきましょう。

まとめ

この記事では、従業員エンゲージメントとは何かに加え、従業員エンゲージメントを高める方法や原因について解説しました。

従業員エンゲージメントは、従業員がどれだけ会社のために働いてくれるかを表す指標だといえます。

そのため、従業員エンゲージメントを高める施策を実行していくことで、会社にとって大きな利益になるはずです。

社員の従業員エンゲージメントを高めて、より生産性や利益率の高い会社を目指していきましょう。

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