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2023年 気になった本をつらつら読む日記 11月15日 西村寿行著『瀬戸内殺人海流』〜動物小説としての側面が魅力的

2023年11月15日
西村寿行著『瀬戸内殺人海流』(角川文庫)

西村寿行著『瀬戸内殺人海流』を再読。

初読の時よりも本格ミステリとしての結構を凌いで、やはり動物小説としての印象が強く残る。

十八番の大自然への博識と文明批判も。寿行先生中期のデットエンドパターンではなく、一条の希望の光が差し、儚くも逞しく明日へ向かうキャラクター達のラストも良い。



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