#41 上腕二頭筋&上腕三頭筋の解剖学

皆さんこんにちは、パーソナルトレーナーの古寺健吾です。

北海道札幌市で
フィットネスで人生を豊かに」をモットーに、多くの方の健康に寄り添うお仕事をさせて頂いております。

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第41回目となる今回のテーマは

上腕二頭筋と上腕三頭筋の解剖学

について。

▼上腕二頭筋

◎起始:肩甲骨関節上結節(長頭)、烏口突起(短頭)
◎停止:橈骨粗面
◎作用:肩関節屈曲、肘関節屈曲、前腕回外
◎神経:筋皮神経

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上腕二頭筋は、長頭と短頭という“2つの頭”がある為そのような名称がついています。
一般的には力こぶを作る筋肉です。

上腕二頭筋は肘関節の屈曲に関与しますが、その付着位置から肩関節と肩甲骨にも影響を与えます。

長頭は上腕骨の求心化(骨と骨を引き付ける)という作用に関わっています。
ローテーターカフ(特に棘下筋、小円筋)を上手く使えていないと長頭を代償的に使うようになります。
屈筋群の緊張は姿勢を悪くする方へ働きます。

そして肩甲骨との関係です。

肩甲骨の上あたりに付着している為、拘縮などにより肩甲骨の前傾を誘導しやすくなります。
肩甲骨の前傾は所謂猫背円背のような姿勢となります。
肩甲骨の後傾がスムーズにいかなくなると、肩関節の動作、特に屈曲や外転においてインピンジメント(挟み込み)を誘導しやすくなります。

上腕二頭筋を鍛える際は、主に肘の屈曲を行います。
インクラインベンチに寝て肩関節の屈曲動作を付加すると上腕二頭筋近位部を鍛えることが出来ます。
また、前腕の回内は中間位から元に戻すような動作において筋力が発揮されます。

▼上腕三頭筋

◎起始:肩甲骨関節下結節(長頭)、上腕骨近位後面(外側頭)、上腕骨遠位後面(内側頭)
◎停止:尺骨肘頭
◎作用:肘関節伸展、肩関節伸展(長頭)、前腕回内(長頭)
◎神経:橈骨神経

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上腕三頭筋は、長頭、外側頭、内側頭の“3つの頭”がある為そのような名称がついています。
一般的に“二の腕”と呼ばれる筋肉です。

長頭は肩甲骨に付着し、大円筋と小円筋の間を走行している為、どちらかが緊張すると長頭を圧迫する事により血流不全を起こし冷えに繋がります。

上腕三頭筋は小円筋と三角筋と筋連結を起こしています。

上腕三頭筋の鍛え方は、肘の伸展を行う事で鍛えられます。
肩関節の屈曲伸展動作を入れる事で、長頭へ刺激を与えることが出来ます。
また、肩関節伸展20度での単関節運動(肘屈曲)において最も強く働きます。
さらに長頭にはわずかに肩関節内転作用がある為、脇を締めてキックバック等を行うとより効率的に鍛えることが出来ます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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