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本編はエンドロールのためにある
「本編のオマケのエンドロール」じゃなくて、
「エンドロールを楽しむための本編」って言ってしまってもいいんじゃないか。
昨日の「金曜ロードSHOW!」で、『コクリコ坂から』が放送されていました。
ところが映画の本編が終わったら、すぐに番組の宣伝に移ってしまったんです。
エンドロールを待ちわびていた僕にとっては、非常に残念なことです。
そもそも、エンドロールをみるか否かについては色々な人がいて、
映画館でも、本編が終わったらそそくさと席を離れる方が結構いらっしゃいます。
そこで僕は、みなさんに、エンドロールをみることをおすすめしたい。
エンドロールが始まると、僕は一字一句舐めるようにみています。
まずは、制作に携わった人の名前が出てきます。
すると、その作品に携わっているとは知らなかったけど、案外ほかで覚えのある俳優や声優、脚本家や演出家の名前が見つかります。
次に、制作に協力した組織名なんかが流れてきますよね。
ここで、自分に馴染みのある地域や、有名な会社が撮影に協力していたことが発覚します。
それから、主題歌や挿入歌の解説にも注目です。
意外と自分の知ったアーティストや、劇中の人物を演じた俳優や声優が制作に関わっている場合があります。
特に、事前にあまり宣伝されない挿入歌には注目です。
あとは、エンドロールの「デザイン」も見逃せません。
使われているフォントや色から、制作者のメッセージが読み取れたり、
本編にはなかった映像が流れたら、本編の「タネ明かし」が隠れていたりします。
こうした発見から、「自分の世界が広がってる」感覚が最高に楽しい。
しかしこの発見は、本編をみないと出来ません。
だから、本編はめちゃくちゃ大事です。
でも、エンドロールでの発見の連続は、本編からそこまでたどり着いた人だけが得られる体験。
そう考えると、「本編はエンドロールのためにある」って言ってしまってもいいんじゃないでしょうか?
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