noteの連続投稿が途絶えたら、気が楽になった話。
noteの連続投稿が途絶えた。
初投稿から、騙し騙し60日間続けてきた連続投稿だった。
絶望に包まれるのかと思っていたけれど、実際はその真逆で、僕は肩の荷が下りたように気が楽になった。
初投稿は8月20日。
初めて近くの山に登ったことを取り上げた。
何度も何度も推敲を重ね、執筆に1日以上をかけた大作だ。
それから、せっかくなら毎日投稿に挑戦したいと思って、毎日投稿を続けることにした。
毎日投稿を続けたら、noteが褒めてくれる。
最初は数字が1つずつ増えていくのが嬉しくて、執筆に励んだ。
けれど、次第にこれが僕の最大の足枷になってしまった。
毎日投稿しようとすると、特に大きな話題がない日もある。
忙しくて執筆時間が十分に取れない日もある。
それでも連続投稿を切らすわけにはいかない。
取るに足らない話を、短時間で書いて投稿する日が出てきた。
23時59分までに何かしら投稿すればいいってことで、23時30分くらいからパソコンの前に座って自分でもどうでもいいと思っていることを無心で書き連ねる日々が続いた。
「連続投稿が途絶えそうになったときの繋ぎのネタにしよう」という心理が働いて、本当に書きたい話題は温存するばかりで、その日の記事には些末な話題を取り上げることが増えた。
23時59分までに書きかけの文章を投稿して、日付変更後に記事を仕上げることにも手を出し始めた。
執筆者本人でも読む気にならない文章を読んでくださる方々には、正直申し訳ない気持ちすらあった。
そしてついに、禁忌を犯した。
もう何でもいいから、日付が変わるまでに投稿して下書きに戻す。
連続投稿の数字を増やすことだけを目指し、成れの果てまで辿り着いた結果であった。
その後間もない夜、僕はその日のnoteを更新しないまま、うっかり寝落ちしてしまった。
目が覚めたのは0時過ぎ。
こうして僕の連続投稿は無事終わりを迎えたわけだ。
思えばこれまで、自分で設定した多くの「縛り」に囚われてnoteを書いてきた。
その中で、最大の「縛り」が連続投稿だった。
連続投稿が途絶えた今、僕は解放感に満ちている。
執筆に何時間かけてもいいし、書きたい話題はその日に書けばいい。
こだわり抜いた画像を用意するのも、推敲に推敲を重ねるのも自由だ。
これからは僕が心から書きたい話題を、思う存分投稿していく。
もう過去の僕が続けていた連続投稿に縛られることはないのだから。
連続投稿は途絶えた。
でも、僕のnoteが終わったわけじゃない。
さあ、自由なnoteクリエイターとなった僕の門出を祝おう。
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