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最終楽章(コーダ) (名盤025)

「最終楽章(コーダ)」

「最終楽章(コーダ)」は1982年に発表されたレッド・ツェッペリンのアルバムです。ドラムのジョン・ボーナムの急死、結果、解散、でも契約上、それを完了するために未発表の音源を集めて作られたアルバムです。やはり、ジョン・ボーナムの追悼を踏まえたコンセプト、それ故のドラムの存在感が際立った作品でもありました。曲や演奏以前に先ず音が硬質な感触が個人的には好みであります。比較的、やはり、レッド・ツェッペリンが1976年に発表した「プレゼンス」やレッド・ツェッペリンの解散後にジミー・ペイジが1988年に発表した「アウトライダー」が本作に近い音の感触ではありますが、むしろ、キング・クリムゾンが1974年に発表した「レッド」が本作に近い音の感触です。これについては各々で好みや感じ方があるとは思いますが「最終楽章(コーダ)」と「レッド」はセットで楽しみたい作品です。例えるなら「最終楽章(コーダ)」は興奮度が高くて、「レッド」はキング・クリムゾンなだけに緊張感があります。因みに「最終楽章(コーダ)」に収められている「ウィアー・ゴナ・グルーヴ」はエレファントカシマシの「凡人ー散歩きー」に似ています。

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