見出し画像

パープル・レイン (名盤036)

「パープル・レイン」

「パープル・レイン」は1984年に発表されたプリンス&ザ・レボリューションのアルバムです。調べるとサウンド・トラックに位置付けられていますが、確かにプロモーション・ビデオも映画の素材を生かした作りになっていました。1984年、自身は中学三年生、勉強のストレスに悩まされていたのかもしれませんが、本作に収められている「レッツ・ゴー・クレイジー」を頼りにその解消を試みた記憶があります。加えて技術の授業でハンマーを使用している際にこの曲が頭の中に浮んできたような記憶もありますし、同じく技術の授業にクラスの誰かがこの曲を口ずさんでハンマーを使用していたような記憶もありますが、もしかしたら同世代のあるあるの一曲なのかもしれません。つまり、破壊衝動、そんな言葉が浮かんでくるナンバー、アルバム自体もプリンスにしてはロック寄りの作品、「ビートに抱かれて」のギターのイントロも印象的でした。この曲はB面の一曲目、先の「レッツ・ゴー・クレイジー」はA面の一曲目、あるべきところに置かれている曲が収められているアルバムとしても印象に残るアルバムです。また、アルバム・タイトル曲は尺の長い大作、しかもバラード、それが置かれているのはドラマチックでもありセオリー通り、後にそのような作品に巡り会うと「パープル・レイン」を思い出します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?