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ボーイズ・オン・ザ・ラン (映画036)

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」

原作は花澤健吾の同名漫画、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は2010年に公開された三浦大輔監督作品です。主演はゴーイング・ステディ、銀杏BOYZの 峯田和伸、歌の世界観や本人のキャラクターをそのまま演じているような峯田和伸でした。一部の女性には嫌われている峯田和伸、破廉恥、下品、ステージでは全裸になったという話も聞きますが同性の立場からすると好感度の高い峯田和伸です。峯田和伸が演じる田西は遡ると「幸福の黄色いハンカチ」の武田鉄矢が演じた花田欣也や後の「苦役列車」の山本未来が演じた北町貫太と同列に並ぶキャラクターです。手前でのしくじりに憐れな田西でしたが黒川芽衣が演じるヒロインも坂道を転げ落ちるように最悪な女に成り下がっていく様も憐れでありました。最終的には変わり果てたヒロイン、初めの頃の初々しさの欠片もなかったのは言葉を失いました。田西は二重にも三重にも裏切られますが、最後の姿が汗と涙と血とよだれと鼻水塗れ、おそらく精子も滲ませていたはずで身体から出せる液体は全てだしきっていましたが、尿に関しては松田龍平が演じた青山との決闘の際に出しきっていたのかもしれません。

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