バタフライ・エフェクト　（映画034）

「バタフライ・エフェクト」

例えば、努力したりしなかったり、我慢したりしなかったり、そのような事柄も含めて人生は選択の連続で後に起こる出来事に幸いや災いにも繋がるので何がどうなるかわかりません。そのような人生のあれこれを考えさせられダイレクトに示すのが「バタフライ・エフェクト」、2005年に日本で公開された作品です。また、タイム・マシーンは出てきませんが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を連想させられる映画でもありました。何度も過去に遡って最良の現実に塗り替えようとする物語ですが、なかなか上手くいかないのが本作の面白いところです。誰かを助けるつもりで遡る、助けたは良いけど災難が自身に降りかかる、そして、また、遡って試みると別の誰かと自身にも都合の悪い現実になってしまっている、およそ、そのようないくつかのパターンが繰り返されます。シリアスに物語が進行するので自分自身がこれまで選択してきたこと等を振り返ってしまいます。個人的な話、これまで選択を誤り仕事は上手くいかず後悔をしていますが、家庭のほうは順調、仕事が上手くいっていれば家庭には恵まれなかったのかもしれません。