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敏感期ってなんですか??

私は子どもが2人いるのですが、平日は子育てを割と妻に頼りがちで、
幼稚園への送り迎えもロクにできない… ややダメ親父です。

最近は自宅で仕事もできる環境が整い、子どもと一緒にいる時間も
増えたので改めて子育てに関して考えてみようと思いました。

モンテッソーリ教育に関しての本を改めて読んでみたのですが、
かなり勉強になったという話です。

モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!
相良敦子 著

この教育方法に関しての予備知識は少しあって、「敏感期
という期間が子どもにはある」程度のものでしたが、
この「敏感期」がかなり重要だという事がわかったので、これに関して
まとめておこうと思います。

まず、ざっくりこの「敏感期」とはですが
生物の幼少期にある能力を獲得するために、
それを捉える(認知する)感受性が特別に敏感になる期間
と定義されるようです。

…「生物」と表現しましたが、これはつまり人間以外も
有する期間なのだそうです。

本書では蝶の幼虫、毛虫の例が挙げられています。
生まれたばかりの毛虫は根元の固い木の葉は食べれませんが、
先端の新芽は柔らかいので食べることが出来ます。

そのため若い毛虫は新芽が生える先端の枝に行くため、
太陽の光に対して非常に敏感なのだそうです。
そして、成長するにつれて毛虫は光に対して鈍くなっていく
(先端の柔らかい枝の葉でなくても食べられるようになるから)
とのことでした。

私の肌感覚ですが、わかりやすいのはイヤイヤ期です。
ウチの子だと何をするにもヤダヤダ言った後に、
「自分でやる!自分でやる!」がつながります。
その能力?を獲得しなければならないと本能的に感じているのでしょう。

さて、この「敏感期」ですが、大きく3歳までと3歳~6歳まで
に分かれるようです。それぞれの敏感期へ私なりの対応方法含め、
順に見ていこうと思います。

・3歳までの敏感期

①吸収する心
外界のもの、つまり言語・習慣などが子どもの心の中に驚くほどの
スピードで根を下ろす期間です。
…まだ小さいから、と油断せずに色々と外へ出かけて体験させた方が
良いのでしょう。

②秩序感 
②-1 外界への秩序感
持ち物や習慣に対しての「この子のルール」のようなもの、
これにより、環境の中の関係を自分の中で作っていくそうです。

②-2 体内の秩序感
同じ行動をひたすら続ける、といったようなこと。
これにより、細かい動作を筋肉に覚えさせるのだそうです。
以降、これが知性と同期していくそうです。

②-3 精神の秩序感
ものを特徴に従って区分するために、環境を使って精神を
秩序立てること、だそうです。つまり後々使うための
データ集めの初期段階という事でしょう。

…同じことを繰り返したり、こだわりが異常に強かったりと
面倒な事が多い時期ですが、なるべく時間をかけて
その行動を見守ることも重要なのかと思います。


・3~6歳までの敏感期

①感覚の敏感期
3歳までの、吸収する心と精神の秩序感をミックスして
洗練したような段階です。
つまり、より色々な感覚器から得た情報を自分の内面で
識別して、分類していく力が強くなるようです。
…外に出て遊ぶ、自分で絵を描く、等々全身を使った
色々な体験をさせた方が良い時期だと思います。

②運動の敏感期
3歳頃から意志の働きがしっかりしてきます。
なので、より複雑な動きでも自分の意志で筋肉を動かす
事が出来るようになってくるため、
人がやっていることをじっくり見て、真似して、何度も
繰り返すことがあるようです。
…これも前述、秩序感の時と同様になるべく時間をかけて、
行動を見守ることが大事なのだと思います。

以上となります。
そのほかにも本書では多くの教育に関しての事が記載されていて、
かなり参考になる内容でした。

なかでもこの敏感期の扱いはかなり重要な部分かと思いましたので、
子どもと接する時は実践していこうと思っております。

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