気仙沼には素敵な喫茶店がある
みなさん、こんにちは。建築家のひとりごとです。
毎年この季節は鼻水と目のかゆみに悩まされています。
原因は不明ですが、スギ花粉?という人から毎日のように
ラブレターが届いてだいぶ怖いです。ストーカーでしょうか。
冗談はさておき、今回は少し遡った旅の記録になります。
最近土日が忙しくて新しいところに行けないので、
思い出話でもどうかなと思いまして・・・
たぶんあと何回かはこんな感じかもです(._.)
2年前の旅の記録ですがお楽しみください~
宮城県気仙沼市
気仙沼を訪れるのは2回目で、前回は大学生の時でした。
今回の目的は?というと・・・
喫茶店
です。(え、それだけ?・・・それだけです。)
喫茶店のためにわざわざ車を出す日が来るとは、
自分でもびっくり。
それだけ魅力的な喫茶店が気仙沼にはあるんです。
せっかくなので他の場所も立ち寄りましたが(笑)
珈琲専門店ヴァンガード
お邪魔したのは気仙沼の漁港から山側に歩いていくと
小さな商店街の通りにひっそり佇む『珈琲専門店ヴァンガード』さん。
昔からそこに在るというのが伝わってくるような外観に
あふれんばかりのレトロ感を醸し出しています。
木製扉を開けると芳醇なコーヒーの薫りと柔らかいジャズで
「大人の空間」が出迎えてくれました。
(筆者は店内を撮り忘れるという大失態を犯しましたが、
言葉で補おうとしてます。)
今日はここのコーヒーと名物のカレーを頂きに来たので
席に通されたら迷わず注文。
すると、スッとテーブルにスプーンとお菓子が置かれていきました。
シナモンの利いた海外のビスケットですね。なんかオシャレェ・・
僕は普段から見かければ買うほど好きなお菓子の一つです。
料理を待っている間は、しばしジャズに酔いしれます。
こういうお店で落ち着くことができると自分は大人になったんだな
という実感が湧きます。(20代成人男性)
あめ色に光るソファに腰かけゆっくりと時間が過ぎていきます・・
(写真撮ればよかった・・・)
カレーが来ました!
上に乗っているチーズと卵がカレーによく合います。美味しい!
あっという間に完食です。
コーヒーも雑味がなくスッキリしていて飲みやすかったです。
さすがは珈琲専門店ですね。
しばらくくつろいでいると店主さんが話しかけてくれました。
震災のことやそこから復旧するまでの話をしていただきました。
僕が建築設計をしているというと、お店の奥から震災当時の
写真を持ってきて見せてくれました。
海が近いこともあり、当時の凄まじい被害状況が伝わってきました。
震災当時は天井まで海水が上がったそうで、その光景を想像したら
ゾッとしました。
お店にある家具は被災したものを修理して復旧されたとのこと。
落ち着いた雰囲気とは反対に、このお店のパワフルな想いの強さが
伝わってきました。
とても貴重な写真を見せていただきありがとうございました。
ちなみにこの喫茶店、実は今お店をやっているのは
元常連のお客さん なんです!
震災後に元オーナーとマスターが亡くなられて、
この場所をなくしてはいけないという想いから、当時常連客だった
お二人が引き継いだそうです。
僕がこのお店に来たかった理由は、カレーやコーヒーだけじゃありません。
そんな素敵なストーリーがあるからこそとても惹かれて朝早くに家を出て
ここまで来ました。
実は映画のロケ地にも
この場所は「劇場版 そして生きる」のロケ地にもなったようで、
キャストの有村架純さんと坂口健太郎さんもこちらのヴァンガードに
訪れたそうです!
ちなみに僕が座っていた席は有村架純さんが座っていたんだとか・・・
(早く言ってくださいよ!ありがとうございます。)
訪れた喫茶店で思わぬ出会いと気付きがありました。
これもまた旅の醍醐味ですね!
皆さんも気仙沼に来ることがあればぜひ『珈琲専門店ヴァンガード』
に寄ってみてはいかがでしょうか?
おまけ
せっかく気仙沼まで来たので少し街を散策しました。
「気仙沼まち・ひと・しごと交流プラザ」が数年前にできたので
覗きに行ってきました。
ここは家族で来ている人が多かったですね。
中には交流スペースのほか飲食店も入っていて
海に面しているので景色がいいです。
(写真は・・・聞かないでください)
旅に行ったら温泉はマストなので、入ってきました。
すごくレトロ~な雰囲気の銭湯を見つけて少しテンション上がりましたね。
さっぱりした後はご飯食べなきゃ!ということでこの時期(12月)
ならではのご飯を頂きに・・・
はい、牡蠣の天丼です。もう最っっっ高でした。
前に南三陸のさんさん商店街で牡蠣の天ぷらを食べてから
忘れられなくて探しまくって見つけたお店、
『星岡 義山亭(ほしがおか ぎやまんてい)』
牡蠣の揚げ物といえばカキフライが定番ですが、
天ぷらはカキフライよりも脂っこくなくて
牡蠣の味がダイレクトに感じられるというのが特徴だと思います。
それと何となく大きさも縮みが小さく元の大きさに近いように思います。
今まで食べたことがないという人がいたら是非食べてみてほしいです。
ただ、通年でやっているわけではないようで、
寒い時期?にしかやっていない季節限定の天丼というイメージです。
最後に
ここまで書いてきましたが、やはり旅っておもしろいですね。
偶然の出会いや気付きがあったり、そこでしか味わえない空間や体験が
あったり・・・引き続き旅は続いていきます・・・
以上、建築家のひとりごとでした。
それでは~
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